公開日時:2015年7月28日 最終更新日:2021/08/27
ベビーソープはいつから使い始めていつまで使う?使用期間について
赤ちゃん用として販売されているベビーソープを購入するお母さんの中には、「一体いつからいつまで使えばいいのか?」とベビーソープの使用期間で悩む方もたくさんいらっしゃるようです。
ベビーソープをいつから使えば良いかについてはご自宅で沐浴させるようになったタイミングです。つまり、初めから使うべきです。
ベビーソープをいつまで使えばいいかについての明確な答えはなく、各々のタイミングとなります。
その理由について詳しく解説していきます。
ベビーソープって一体何?
ベビーソープは「赤ちゃん向けに優しい使用感の成分で作られた全身洗浄料」です。
大人でいうところのボディソープとシャンプーを合わせたような赤ちゃん用洗浄料と言えます。
乾燥しがちな赤ちゃんのお肌に使うものなので、肌に必要な油分まで洗い流してしまうような強い洗浄成分も入っていないことが多く、頭から足先まで赤ちゃんの全身を洗うことができます。
またセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を配合しているものが多く「潤いを守りながら洗える」という点もメリットと考えて良いでしょう。
赤ちゃんの肌は非常に敏感で、ちょっとの刺激でも肌トラブルを起こしてしまいがちですが、そんな時に負担の少ないベビーソープを使えば、健やかな肌を保つのに役立ちます。
ベビーソープはいつから使い始めればいい?
ベビーソープはいつから使用すれば良いのでしょうか?
沐浴の際には沐浴剤を使うケースとベビーソープを使うケースがありますが、基本的にはどちらか一つを使うこととなります。ここでは沐浴剤ではなく、ベビーソープを使う場合について説明します。
産まれたばかりの新生児へのベビーソープの使用をためらってしまうかもしれませんが、一部のメーカーによって使用開始時期が定められているベビーソープを除いて、多くのベビーソープは産まれて間もない新生児から使い始めることをおすすめします。
特に生後3ヶ月頃までの期間というのは胎児の頃に母親から受けていたホルモンの影響によって皮脂分泌が過剰な時期です。
過剰な皮脂はぬるま湯で洗うだけでは洗い流すことができずお肌に残り、皮脂が原因となる乳児湿疹につながる可能性があります。
そのため、新生児期こそ皮脂汚れを落とすためにベビーソープを使ってしっかりと洗ってあげた方が良いので、産まれてすぐの新生児期からベビーソープを使い始めることをおすすめします。
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ベビーソープはいつまで使う?
ベビーソープをいつまで使うかについては、特に「ここまで」という明確な決まりはありません。
赤ちゃんのお肌には個人差があります。赤ちゃんの頃からお肌が丈夫で肌トラブルがほとんどない場合もあれば、歳を重ねてもお肌がデリケートな場合もあります。
ミルクや離乳食のように終わりが来るものでもありませんので、赤ちゃんの肌質に合っていれば、ずっと使い続けてもかまいません。
無理に変える必要はありませんが、もし変えたい場合、ベビーソープから大人向けのボディソープやシャンプーへと変えるタイミングは自由です。
ベビーソープは大人用のシャンプーとは違って髪の質感を整える成分などが配合されていないことが多く、子供の成長に伴い髪のきしみなどが気になりだした際に大人用に変えるというタイミングでもいいですし、無香料タイプが多いベビーソープですが、子供が大きくなり、いい香りに包まれながら入浴したいという場合も買い換えるタイミングとなりえます。
ただ、ベビーソープはデリケートなお肌の赤ちゃんのために作られているため、お肌にやさしい使用感のものが多く、お肌への負担が気になる場合は大人用からベビーソープへと戻すというのも選択肢の一つとしておすすめです。
肌荒れが起こっている時の洗浄料選びは難しいですが、そんな時に以前使っていたベビーソープを再び利用すれば、お肌をきれいに保つのに役立ちます。
ベビーソープは大人でも使える
近年ではベビーソープをご自身の洗顔などのスキンケアに使う大人も急増し、敏感肌や乾燥肌のトラブル対策に最適という声が多く聞かれるようになりました。
ベビーソープで赤ちゃんを洗っているうちにその良さに気付くという「きっかけ」も増えていますので、小さな子供から大人まで幅広く使える存在と位置付けて良いと言えるでしょう。
家族みんなで違う洗浄料を使っていると、いろいろ購入するためのコストもかかってしまうものですが、みんなで1本のベビーソープをシェアすれば、日用品費の節約にも繋がります。
ベビーソープの使用期間に「○歳まで」という制限はありませんので、お肌にやさしい使用感で潤いを守って洗える洗浄料を求める方には、ずっと使い続けるという選択もおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんは生まれてからの3ヶ月間ほどの期間が皮脂分泌が多い時期で、その間にしっかりと皮脂汚れを洗い流せていないと新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹などの肌トラブルにつながりやすくなります。
そのため、沐浴の際にベビーソープを使うのであれば、生まれてすぐからベビーソープを使ってあげると良いでしょう。
一方で赤ちゃんのお肌にやさしいベビーソープは大人のお肌にもやさしい洗浄料です。
そのため、ベビーソープから大人用の洗浄料への切り替え時期に決まったタイミングはありません。
使いたければいつまでも使っても良いですし、肌が丈夫で髪の洗いあがりの質感や入浴時の香りなどを求めるなら大人用に切り替えるのも良いでしょう。
》ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割と製品に込めた想い
この記事を書いた人
古家後健太
<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN