公開日時:2019年3月5日 最終更新日:2023/02/09
赤ちゃんが石鹸やベビーソープ・ベビーローションを舐めたり、誤飲したときの対処法について
》新生児期から赤ちゃんの顔はもちろん全身に使えるベビーソープ・ベビーローションはこちら
赤ちゃんはパパやママの思う通りに動いてくれません。
予想もしない、思いがけない行動をとることがあるのが赤ちゃんです。
特に新生児の沐浴の際に手に付いた石鹸やベビーソープの泡を舐めてしまったり、沐浴後に手に塗ったベビーローションを舐めてしまうことも多いです。
沐浴時期が終わってパパやママと一緒にお風呂に入るようになっても、ちょっと目を離したすきに石鹸や泡を誤飲してしまうなんてこともあります。
育児が初めてのパパやママは子供が石鹸やベビーソープ等を舐めたり、口に入るのを見るとびっくりして慌ててしまうかもしれません。
ですが対処法を知っていれば落ち着いて対処することができますよね。
赤ちゃんが石鹸やベビーソープなどを誤飲した際の対処法についてご紹介します。
石鹸やベビーソープなどを誤飲するのは危険?
石鹸やベビーソープ、ベビーローションなどは化粧品であり、食品ではありませんので、もちろん食べることを想定して作られてはいません。
ですが、もちろん誤飲の量にもよりますが、少量の石鹸や泡、手に塗ったベビーローションを舐めてしまったりするくらいでは特に心配する必要はありません。
しかし、これはあくまでも石鹸やベビーソープ、ベビーローションといったベビースキンケア化粧品の誤飲の場合であり、他の子供の誤飲として多いタバコや薬、プラスチック小物などの誤飲の際は危険度も対処法も異なりますので、ご注意ください。
ベビースキンケア化粧品には他にもベビーオイル、ベビーパウダー、ベビークリーム、ベビーバーム、UVベビーミルクなどが含まれ、基本的に対処法は同じです。
赤ちゃんが石鹸やベビーソープ等を食べた(誤飲)際の3つの手順
では赤ちゃんが石鹸やベビーソープ、ベビーローションなどを誤飲した際の対処法を見ていきましょう。
①口の中に残った泡や石鹸などを取り除く
まず赤ちゃんが石鹸やベビーソープなどを誤飲した際、最初に行うべきは口の中に残った泡や石鹸を取り除くことです。
本当に少量舐めた程度の誤飲の場合、泡や石鹸などの残りもないかと思います。
泡や固形石鹸の破片など口の中に残っている場合のみ、濡らしたガーゼなどを使って拭き取ったり、簡単に取れそうな石鹸の破片は手で取り除いたりしてあげましょう。
口をすすぐことができる子供の場合はすぐに水で口をすすがせてあげます。
②水や牛乳・ミルクを飲ませる
石鹸や泡などを取り除いた後はコップ1~2杯の水や牛乳・ミルクを飲ませましょう。
水や牛乳・ミルクを飲ませる理由は誤飲してしまった石鹸や泡などを薄めたり、食道や胃粘膜を保護するためです。
少量舐めてしまったくらいの場合はコップ1杯程度、石鹸やベビーソープなどの原液を飲んだり、多量の泡などを飲んでしまった場合は2杯程度を目安に飲ませましょう。
飲ませた後はしばらく様子を見て、異変がないか観察しましょう。
異変を感じたらすぐ病院へ
もし石鹸やベビーソープ、ベビーローションなどを誤飲し、残った泡などを取り除き、水や牛乳を飲ませた後に異変が生じた場合はすぐに病院に連れていきましょう。
少量を舐めたくらいではあまり異変が起こることはありませんが、原液を飲んだり、多量の泡などを飲んだ場合には下痢や嘔吐(おうと)といった症状が表れる可能性もあります。
下痢や嘔吐の症状が激しい場合も医師に相談してあげてください。
【注意】石鹸やベビーソープなどを誤飲した際にやってはいけないこと
上記で赤ちゃんが石鹸やベビーソープなどを誤飲した際の3つの手順をご紹介しましたが、その際にやってはいけないことがあります。
それは「無理に吐かせること」です。
特に初育児の場合は赤ちゃんが石鹸やベビーソープなどを誤飲すると慌てて吐かせようとしてしまいがちです。
ですが、無理に吐かせようとすると逆流して気管に入ってしまうことがあり、危険です。
誤飲の量が多かったりする場合は、自然に嘔吐をすることもありますが、その際も気管に入ってしまうことがありますので、注意が必要です。
嘔吐の際に気管に入ってしまった場合は、すぐ病院に連れていくなどの対処が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めての育児だと、赤ちゃんが石鹸やベビーソープ、ベビーローションを舐めたり、誤飲したりするとびっくりしてしまうと思いますが、特に慌てる必要はありません。
むしろ慌てて吐かせようとする方が危険を伴いますので、慌てず冷静に対応しましょう。
基本的には残った泡や石鹸などは拭き取ったりするなど取り除き、水や牛乳・ミルクを飲ませてあげれば心配ありません。
ですが、誤飲の量や子供の体質次第では異変が生じる可能性もありますので、しばらくの間、経過観察してあげることが必要です。
もし、異変を感じた場合や、パパやママご自身で大丈夫かどうかの判断がつかない場合にはすぐに医師に相談したり、病院に連れていくなど臨機応変な対応も必要です。
》ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割と製品に込めた想い
あわせて読みたい記事
この記事を書いた人
古家後健太
<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
この執筆者の記事一覧
提供:株式会社SANSHIN