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公開日時:2019年3月22日 最終更新日:2021/08/27

ベビーソープと沐浴剤はどう違う?沐浴の際のベビーソープは洗い流さなくていいの?

ベビーソープと沐浴剤はどう違う?沐浴の際のベビーソープは洗い流さなくていいの?

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》沐浴時に使えるベビーソープはこちら

生まれてすぐの新生児はまだママやパパと一緒にお風呂に入ることができません。

そのため、生後1ヶ月間、赤ちゃんは専用のベビーバスで沐浴することになります。

沐浴の際には沐浴剤を使用する方法とベビーソープを使った方法がありますが、沐浴剤とベビーソープでは特徴が異なりますので、それぞれの正しい用途を知っておきましょう。

ベビーソープと沐浴剤の違いと注意点

ベビーソープと沐浴剤の違いと注意点
ベビーソープと沐浴剤は赤ちゃんの沐浴時に使用しますが、それぞれ用途が異なります。
それぞれの特性をしっかりと把握して、適切に使いこなしましょう。

ベビーソープの特徴と注意点

ベビーソープは「洗浄」が主な特徴となっており、皮脂や汗など、赤ちゃんのお肌の汚れをしっかりと洗い流してくれます。
ベビーソープの洗浄力は界面活性剤によってもたらされており、界面活性剤の特性により泡立ちがあります。

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界面活性剤について

赤ちゃんの身体の表面に泡立てたベビーソープを付け、手やガーゼでやさしく洗っていくというのがベビーソープを使った基本的な沐浴法となります。

ベビーソープを使った沐浴の際は必ず最後に洗い流すことが必要です。
洗い流さずに沐浴を終えるとベビーソープの成分が赤ちゃんのお肌に残ることとなり、肌トラブルにつながります。

また、ベビーソープで洗う際には洗い残しにも気を付けましょう。

下記の部位はよく洗い残しが生じます。

  • 見えにくい耳の後ろ側
  • 首周り
  • ワキの下
  • 腕や足の関節部分などのくびれ
  • 手足の指の間
  • おしりの割れ目や性器

洗い残しがあると、その箇所は汚れたままとなり、肌トラブルの元となりますので、注意しましょう。

ベビーソープの場合、保湿成分が入っているといっても、洗い流すタイプの化粧品であるため、保湿化粧品ほどの保湿効果は望めません。
そのため、ベビーソープを使った沐浴の後はベビーローションやベビークリームなどでしっかりと保湿ケアをしてあげましょう。

沐浴剤の特徴と注意点

一方、沐浴剤は赤ちゃん用の入浴剤のようなもので、赤ちゃんの身体に直接つけるのではなく、ベビーバスの中に張ったお湯の中に混ぜて使います。

沐浴剤には洗浄を目的とした界面活性剤は配合されておらず、保湿や有効成分による肌トラブル予防が主な目的となります。
乳化剤が配合されていることもあり、ベビーソープほどではありませんが、お肌の汚れ落としに役立ちます。

沐浴剤はベビーソープとは違って、沐浴を終える際に「すすぎ」や「かけ湯」が必要ありません。
また、沐浴剤の良いところは、沐浴剤が入ったベビーバスに身体全体が浸かることでお肌全体に効率的に行き渡らせることができる点です。

もちろん、関節部分のくびれ等の汚れが溜まりやすい箇所はママやパパの手やガーゼで丁寧に洗ってあげることも必要ですが、ベビーソープと違って洗い残しは生じにくくなっています。

沐浴剤が人気の理由の一つとして、沐浴剤を入れたベビーバスに赤ちゃんを浸からせ、ガーゼを使ってぬぐうように洗ってあげるだけなので、ベビーソープを使った沐浴に比べ、楽に沐浴させることができる点が挙げられます。出産直後で体力が低下しているママにとっては沐浴時間を短縮でき、負担が少なく済みますね。

ベビーソープだとツルツル滑る可能性があるけど、沐浴剤だとすべりにくく安心して使えるというママやパパも多いようです。

ベビーソープによる沐浴と比べると沐浴後の保湿効果は高くなっていますが、
デリケートな赤ちゃんのお肌を保護するためにベビーローションやベビークリームなどによる保湿ケアはしておくことをおすすめします。

余談ですが、沐浴剤は入浴剤のような体を温める効果などはありませんが、保湿効果などがありますので、生後1ヶ月以上経って、赤ちゃんとママやパパが一緒に入浴できるようになった際に、入浴剤代わりに使用することもできます。

ベビーソープと沐浴剤の併用について

ベビーソープと沐浴剤の併用について
基本的にはベビーソープか沐浴剤のどちらか一つの使用でよいでしょう。

併用そのものは問題ありませんが、併用することで沐浴時の手間が増え、ママやパパへの負担となってしまうことも考えられますので、どちらか一つの使用がおすすめです。

ただし、一つだけ知っておいていただきたいことがあります。

新生児期はママの胎内にいた頃に受けていたホルモンの影響によって皮脂分泌が盛んな時期でもあり、余分な皮脂はしっかりと洗い流してあげないとニキビや脂漏性湿疹などの乳児湿疹につながる場合があります。

そのため、皮脂分泌が多いお子様の場合はより洗浄に適したベビーソープの使用がおすすめです。

もしベビーソープと沐浴剤を併用される場合は、先に皮脂分泌が多い、顔や頭などをベビーソープで洗ってから沐浴剤を入れたベビーバスに入れてあげると良いでしょう。

まとめ

ベビーソープや沐浴剤を使った沐浴についてのまとめ
ベビーソープを使った沐浴、沐浴剤を使った沐浴、どちらの沐浴法を選ぶかは、ママやパパがやりやすい方を選ぶといいと思います。

ただし、注意点として、ベビーソープはしっかりと洗うのに適していますが、洗い残しやすすぎ残しがあれば、むしろ肌トラブルにつながる場合があります。

また、沐浴剤を使った沐浴は簡単に行え、産後の体力が低下したママにも楽な反面、子供の皮脂分泌が多い場合には皮脂汚れを落としきれず肌トラブルにつながる場合があるなど、それぞれの特性をしっかりと踏まえ、適切に使用することはもちろん、赤ちゃんのお肌の状態に応じて臨機応変に使い分けていくことが大切です。

》ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割と製品に込めた想い

古家後健太

この記事を書いた人

古家後健太

<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN

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