公開日時:2019年4月15日 最終更新日:2020/04/24
赤ちゃんの安全対策は柵で行う?ベビーサークル?選び方について
赤ちゃんがハイハイを始める頃になったら、柵やベビーサークルを利用して安全対策をしましょう。
家の中だからと言って、安心することはできません。
大人にとっては安全な場所や物でも、赤ちゃんにとっては危険な場所や物になることがあるからです。
ベビーサークルで赤ちゃんを囲ったり、特に危険性が高い場所には柵を取り付けたりすれば、ママが家事などで目を離しても安心です。
赤ちゃんの性格も考えて、赤ちゃんに合う安全対策を選んでください。
危険性の高い場所には柵を設置しよう
赤ちゃん用の柵は、大きく分けると2種類に分けることができます。
扉を開閉するタイプと、柵をまたぐタイプです。
それぞれベビーゲートやベビーフェンスとも呼ばれています。
これらは次のような場所に設置するのがおすすめです。
- キッチン
- 階段
- ベランダ
- 目が届きにくい場所
- ストーブや扇風機の前
ハイハイやつかまり立ちができるようになると、これまでとは比べ物にならないほど行動範囲が広がります。
そのため、ちょっと目を離した隙にキッチンや階段の近くにいてヒヤッとすることもあります。
階段部分や部屋と部屋との間に設置する柵はベビーガードと呼ばれたりします。
マンションの高層階に住んでいる場合は、ベランダに出ると落下の危険性があるので注意しなくてはいけません。
安心して育児ができるように、赤ちゃんにとって危険となりえる場所には柵を取り付けましょう。
赤ちゃん用の柵を選ぶときのポイント
赤ちゃん用の柵を選ぶときは、次の点をよく確認しましょう。
- 素材
- 柵の幅
- 使いやすさ
- 安全性
- ロック方法
扉を開閉するタイプの柵を購入する場合は、あらかじめ設置する場所の幅を採寸しておき、その幅と柵の幅が合うか確認することが大切です。
また1日に何度も使用するものなので、使いやすいか否かを確認することも大事です。
片手で操作できるものや、跨げる(またげる)ものならば、赤ちゃんを抱っこしながらでも楽に行き来ができます。
柵の素材も色々なものがあるので、インテリアに合わせて選ぶと良いでしょう。
ただし柵の近くで遊んでいるときなどに、柵に頭をぶつけることもあります。
そのため、柵の外側がクッション素材になっているものなども選択肢の1つに加えると良いでしょう。
またぐタイプの柵は、柔らかい素材のものが多いです。
部屋が広いならベビーサークルがおすすめ
ベビーサークルは柵などを繋げて赤ちゃんが遊ぶスペースを囲うため、柵よりも安全性が高いです。
引き出しを開けて触られたくないものに触られたり、コードをいじって感電したりする心配もありません。
ただし、赤ちゃんにとって快適な空間を作るためには、ある程度の広さが必要です。
狭いと、ストレスが溜まる可能性があるからです。
ですので、十分な広さを確保できるリビングがあるのであれば、ベビーサークルを活用すると良いでしょう。
しかし、中には短い期間しか使わないからと、設置を躊躇う(ためらう)人もいるでしょう。
確かに利用頻度が高いのは、ハイハイやつかまり立ちをする僅かな期間かもしれません。
ですが、ベビーサークルの中には、壁の部分を解体するとマットとして使用できるものもあります。
ケガの予防や防音対策としても利用できるので、長く使えるでしょう。
また狭い場所が好きな子供は多いので、成長してからも秘密基地のようにして遊んでくれる可能性もあります。
ベビーサークルを選ぶときの注目点は?
ベビーサークルを購入するときは、次のような点に注目しましょう。
- 素材
- 安全性
- 高さ
- デザイン
- 重さ
プラスチックやメッシュ、木などの様々な素材のものがあります。
いずれも柵のように隙間が空いているので、遠くからでも赤ちゃんの様子を確認しやすいというメリットがあります。
しかし、硬い素材の場合、ぶつかると泣き出してしまうこともあります。
その点クッション素材ならば柔らかいので、転んだりぶつかったりしてもケガの心配はほとんどありません。
また、あまりに低いベビーサークルだと、赤ちゃんが乗り越えたり、サークルを倒したりする可能性もあるので、ある程度高さのあるものを選びましょう。
1人で遊んでいるときも、ベビーサークルに赤ちゃんが興味を持ちそうなキャラクターの絵が描いてあれば、寂しい気持ちを少し紛らわせることができます。
ママと離れることを嫌がる赤ちゃんには、このようなベビーサークルを選ぶのも1つの方法です。
ベビーサークルを出したり片付けたりする頻度が多い場合は、持ち運びをしやすいものを選ぶと良いでしょう。
柵やベビーサークルは新品で購入するべき?
新品の柵やベビーサークルは数千円から数万円ほどと、商品によって価格に差があります。
どちらかと言えばベビーサークルのほうが、高額な商品のものが多いです。
はじめての赤ちゃんだからと、高額であっても新品を購入するパパやママも多いでしょう。
しかし中には一時期しか使わないのだから、費用を抑えたいと考えるパパやママもいるはずです。
そのような場合は、中古品を狙いましょう。
使い込まれた柵やベビーサークルもありますが、中には新品と同様のものもあります。
こまめにリサイクルショップに足を運んだり、ネットのオークションやフリーマーケットなどを検索したりしてみましょう。
レンタルするという方法もありますが、1カ月で大体2,000円以上のレンタル料が発生します。
長く使う場合は、購入したほうが安かったと後で後悔することにもなりかねないので、あまりおすすめできません。
どうしても節約したいという場合は、段ボールや牛乳パック、ホームセンターや百均で販売しているアイテムなどを使って自分で作ってみましょう。
その他の安全対策が必要な場所
ベビーサークルで赤ちゃんを囲っても、1日中囲いの中にいるわけではありません。
そのため、家の中で危険性が高いと思われる場所は、全て安全対策をしたほうが良いでしょう。
例えば、次のようにして対策をするのがおすすめです。
- コンセント…コンセントカバー・コンセントキャップをつける
- コード…まとめて家具の裏に隠す
- 家具・テーブルの角…コーナーガードをつける
- 扉・引き出し…ドアガード・ドアストッパーをつける
ハイハイができるようになると、好奇心から手が届く様々なものを触ろうとします。
コンセントに物を詰めたり、コードを引っ張って遊んだりすることもあるでしょう。
特にコンセント周りを触られると、火事や感電の危険性があるので注意しなくてはいけません。
カバーをつけたり、ひとまとめにして見えない場所に隠したりして、赤ちゃんに触れさせないようにしましょう。
いずれのアイテムも手頃な価格で販売されているので、手軽に取り入れることができます。
まとめ
赤ちゃんの落下やケガなどを防ぐためには、柵やベビーサークルを設置して安全性を高めることが大事です。
そうすれば赤ちゃんの危険性が減るだけでなく、ママの心配も減るでしょう。
例え短い期間であっても、柵やベビーサークルを使った安全対策を行うことをおすすめします。
ママと離れると泣いてしまうのならば、柵を設置すると良いでしょう。
特にリビングとキッチンの間や階段は危険性が高いので、必ず設置しましょう。
赤ちゃん用の広いスペースを作れるのであれば、ベビーサークルの設置を検討してみてください。
危険なものがない安全な場所で遊ばせられるので、ママも安心して他の用事を済ませることができます。
またコンセント周りや家具なども、忘れずに安全対策を行いましょう。
提供:株式会社SANSHIN