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公開日時:2018年11月5日 最終更新日:2020/04/07

赤ちゃん保湿用のベビーローションはいつからいつまで使えば良いの?

赤ちゃん保湿用のベビーローションはいつからいつまで使えば良いの?

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》生まれてすぐの新生児期から使えるベビーローションはこちら

ベビーローションをいつから使い始めれば良いのかお悩みの場合もあると思います。

『産まれたばかりの新生児に使って大丈夫?少し大きくなってからの方が良いんじゃ…』
『そもそも赤ちゃんに保湿ケアって必要?』

といった疑問を持たれている方も多いはず。

また、使い始めたは良いけれど、ベビーローションから大人用の化粧品への替え時がわからないという方もいらっしゃるでしょう。

ベビーローションをいつから使えば良いのかというと、生まれてすぐの新生児期からです。
そして、いつまで使えば良いかについてはこれといった決まりはなく、人それぞれ異なります。
その理由について詳しく説明していきます。

ベビーローションの使用開始はいつから?

ベビーローションの使用開始はいつから?
「いつから」の結論から言うと「産まれてすぐの新生児期」からの使用開始をおすすめします。

理由は「赤ちゃんのお肌はバリア機能が未熟」だからです。
お肌のバリア機能が未熟であることと保湿ケアとの関係についてみていきましょう。

そのためにはまず赤ちゃんのお肌は大人とは異なる特徴があることを理解しておく必要があります。

赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、お肌のバリア機能を保つことの大切さがお分かりいただけるでしょう。

お肌のバリア機能をサポートするのが保湿ケア

お肌のバリア機能をサポートするのが保湿ケア
お肌のバリア機能をサポートするには、潤いを与え、留めるだけでなく、潤いを逃がさないようにする必要があります。

ベビーローションなどの赤ちゃん用化粧品には潤いを与える水だけでなくセラミドやヒアルロン酸などの潤いを保ってくれる成分やホホバオイルや馬油などの潤いを逃がさない油性成分も配合されています。

そのため、潤い自体が少なく、皮脂分泌も少ないことでお肌の保湿が苦手な赤ちゃんのお肌の保湿をサポートすることができます。

つまり、大人よりもお肌のバリア機能が未熟である赤ちゃんにこそ保湿スキンケアは欠かせません。

生後すぐの新生児期から保湿した方が良い理由

生後すぐの新生児期から保湿した方が良い理由
生後3ヶ月頃までは皮脂分泌が多くなる赤ちゃんですが、皮脂分泌が多くなるとは言っても身体の部位によって分泌量は異なりますし、またお肌の抱える水分量自体が少ないことには変わりありません。

お肌のバリア機能は外部からの異物の侵入から守る役割もあるわけですが、異物の中にはアレルギーの原因物質となるアレルゲンも含まれます。

皮脂分泌が少なく肌が乾燥している部分はアレルゲンが侵入しやすくなってしまうため、赤ちゃんの顔だけを保湿するというのではなく、全身保湿が大切となります。

お肌からのアレルゲンの侵入とアトピー性皮膚炎の関係、さらには全身保湿の大切さについては国立成育医療研究センターからも次のように発表されています。

成育出生コホート研究におけるランダム化臨床研究介入試験で、新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かりました。

引用元:世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見

つまり、保湿剤を全身に塗ってあげることでアレルゲンの侵入を防ぎ、アトピー性皮膚炎の発症リスクの低下につながるわけです。

赤ちゃんのお肌の特徴からわかる保湿ケアの大切さや、国立成育医療研究センターによる「全身保湿がアトピー性皮膚炎の発症リスクの低下につながる」という発表から考えると、産まれてすぐの新生児期からベビーローションなどの赤ちゃん用化粧品による全身保湿を行うことが重要であることがお分かり頂けると思います。

ベビーローションはいつまで使えば良い?

ベビーローションはいつまで
次にベビーローションから大人用の保湿化粧品へ替えるタイミングについてご紹介します。

結論から言うと「決まったタイミングはない」ということになります。

その理由について説明していきます。

赤ちゃん用と大人用の化粧品の違いとは?

赤ちゃん用と大人用の化粧品の違い
赤ちゃん用の保湿スキンケア化粧品というのは赤ちゃんのお肌の特徴に合わせ、お肌への負担をなるべくかけずに、潤いと油分を補うように作られているものが多くなっています。

大人用は目的に応じて様々な保湿化粧品があります。
敏感肌向けや年齢肌向けといった悩み別の化粧品や、より美しいお肌を目指すためのスペシャルケアを目的とした化粧品もあります。

それぞれ、敏感肌向けの場合ならお肌への負担をかけないことを前提に成分が厳選されますし、年齢肌向けの場合だと年を重ねるにつれて失われるハリ弾力をサポートするための成分が選ばれ、スペシャルケアならプラセンタなどの美容成分が配合されることが多いなど、目的に合わせた成分で構成されます。

つまり、赤ちゃん用の化粧品はベビーローションなどベビーという言葉がついてはいますが、内容としては、大人用の敏感肌向け化粧品に似ています。

赤ちゃん用だからといって大人用の化粧品と使われている成分が全く異なるというわけではなく、赤ちゃん用は「やさしさ」を重視した成分構成の化粧品が多くなっています。

替えるタイミングは人それぞれ

替えるタイミングは人それぞれ
ベビーローションから大人用の保湿化粧品に変えるタイミングを決められない理由は、お肌の状態・特徴には個人差があるからです。

どんな化粧品を使っても肌荒れ一つ起こさない方もいれば、赤ちゃんの頃からずっとお肌が敏感でデリケート肌な方もいらっしゃいます。

赤ちゃんのお肌といっても個人差があり、お肌のバリア機能が未熟な傾向がありますが、肌がトラブルがちな赤ちゃんもいれば、トラブルなく育つ赤ちゃんもいます。

3歳、5歳と歳を重ねていくにつれてお肌が丈夫になる場合もあれば、大人になってもずっと敏感肌な場合もあります。

そのため、肌が弱く、お肌への負担を考慮するのであれば、大人になってもベビーローションを使い続けても良いわけです。

乾燥しがちなお肌を持つ赤ちゃんのお肌を守るにはどのようなスキンケアが必要なのかをまとめました。是非お読みください。
赤ちゃんを乾燥肌から守るスキンケアとは?

ベビーローションの使用期間(いつからいつまで)まとめ

ベビーローションの使用期間(いつからいつまで)まとめ
以上のように、赤ちゃんのお肌の特徴や国立成育医療研究センターなどの機関による最新の研究結果を踏まえれば、いつからベビーローションを使って保湿ケアを始めるべきかというと、生まれてすぐの新生児期からだと、お分かり頂けると思います。

また、赤ちゃん用と大人用の化粧品は全く別物ではなく、目的によって使われる成分が変わってくるだけであり、赤ちゃん用はデリケート肌の大人の方にもお使い頂けるため、いつまで使えばいいのかの明確な正解もありません。

ただ、赤ちゃん用の化粧品自体が少なかった昔のイメージから赤ちゃんにスキンケアが必要ないと考えるのではなく、赤ちゃんのお肌の特徴や最新の研究結果などからしっかりとベビースキンケアの必要性を考えてみて頂ければと思います。

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古家後健太

この記事を書いた人

古家後健太

<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
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