公開日時:2020年4月16日 最終更新日:2021/08/27
ベビースキンケアの正しいやり方とは?赤ちゃんのお肌を守ろう!
》やさしさはもちろんアレルゲンカットを考慮したベビースキンケアはこちら
正しいベビースキンケアを行うためには、正しい知識を身に付けることが大切です。
何を意識してどんなスキンケアを行えば良いのか、正しい知識とベビースキンケアの正しいやり方をお伝えします。
ベビースキンケアで意識すべきこと
どうしてベビースキンケアを行うのか?
まずはベビースキンケアの目的をしっかりと押さえておきましょう。
ベビースキンケアの目的は赤ちゃんのお肌を乳児湿疹などの肌トラブルから守ってあげるために行います。
ただし、最近はバリア機能の低下したお肌からアレルゲンが侵入しアレルギーが発症するケースも報告されており、ベビースキンケアは単に肌トラブルからだけでなく、アレルゲンの侵入からもお肌を守ることにもつながります。
そのためにベビースキンケアで意識したいことは「清潔」と「全身保湿ケア」です。
ここで念を押しておきたいのは、単に保湿ケアではなく「全身保湿ケア」であり全身を保湿することが大事だということです。
理由はアレルゲンはどこから侵入してくるかわからないからです。
お肌の乾燥はバリア機能の低下の目安になりますが、目で確認しただけでは赤ちゃんのお肌のどの部分のバリア機能が低下しているかまでわかりません。
そのため、保湿ケアを全身に行うことで赤ちゃんのお肌のバリア機能をサポートし、アレルゲンの侵入から守ってあげましょう。
ベビースキンケアや保湿ケアの重要性につきましては下記記事にて詳しく説明しています。
ベビースキンケアの正しいやり方
ベビースキンケアは正しい順番で行うことが大切です。
ご自宅にいる際のベーシックスキンケアと外出時やアウトドア時などで必要なスキンケアは変わってきますので、状況に応じたスキンケアをご紹介します。
ご自宅でお過ごしの際のベーシックスキンケア
ベーシックスキンケアというのは赤ちゃんのお肌をトラブルやアレルゲンから守るために最低限必要なスキンケアです。
順番を守ってしっかりとスキンケアをしてあげましょう。
《必須ケア ステップ1》お肌を清潔にする
赤ちゃんも一日過ごしていれば汗もかきますし、皮脂や垢も出ます。
何もしなければそうやってお肌の表面には汚れが蓄積していきます。
汗も皮脂も垢も役割があり、それそのものは大事なものですが、お肌の表面に付いたままでいると肌トラブルの原因となります。
そのため、お肌の汚れはしっかりと落とし、清潔な状態を保ってあげることが大切です。
また保湿ケアも汚れたお肌の状態で行うと汚れをお肌に押し付け、肌トラブルを招くことにもつながりますので、保湿ケアの前ステップとしてもお肌を清潔な状態に保つことは欠かせません。
お肌を清潔にするために行いたいのが赤ちゃんの沐浴・入浴です。
もちろん、お肌の汚れを落とすのは沐浴や入浴以外にも濡らしたガーゼで拭いてあげる、おしりふきで拭いてあげるなどの方法もありますし、状況に合わせて活用すると良いでしょう。
ただ、全身を綺麗にするには沐浴や入浴が良い機会です。
生後まもない赤ちゃんは皮脂分泌が多いため、ベビーソープを使ってしっかりと洗い流してあげましょう。
か弱い存在である赤ちゃんに気を遣い過ぎて、汚れを十分に落としきれていないと肌トラブルの元となります。
目や口に入ったらいけないと思い顔を洗うのをためらいがちですが、顔は皮脂分泌の多い箇所でもあります。
頭・おでこ・頬などもしっかりとベビーソープで洗ってあげましょう。
また赤ちゃんによっては生後5ヶ月くらいになると腕や脚がムチムチのいわゆる「ボンレスハム」や「ちぎりパン」状態になる場合もあり、その場合は溝になってしまっている部分に汚れが溜まりやすいため、しっかりと洗ってあげて下さい。
首やお尻の割れ目なども汚れが溜まりやすい箇所なので洗い残しがないように洗ってあげましょう。
赤ちゃんの沐浴・入浴の具体的なやり方は下記記事でご紹介しています。
《必須ケア ステップ2》全身に保湿ケア
沐浴・入浴後なるべく早く行いたいのが赤ちゃんの全身保湿ケアです。
沐浴や入浴によって皮脂が洗い流されたお肌は乾燥しやすい状態です。
お肌の乾燥は肌トラブルにつながりますので、タオルドライをした後は速やかに保湿ケアをしてあげましょう。
保湿ケアに用いるのは保湿化粧品にはベビーローションやベビークリーム、ベビーバーム、ベビーオイルなどの種類があります。
どれでも保湿ケアはできるのですが、毎日のベーシックケアには乳液タイプのベビーローションがおすすめです。
保湿の際にはお肌を擦ってしまわないようにたっぷり塗ってやさしくマッサージするように手の平で伸ばしてあげましょう。
顔・お腹・背中・両腕・両足と全身の部位ごとに適量を付け、塗り広げていきます。
塗り残しのないように注意しながら全身をしっかり保湿してあげることが大切です。
乳液タイプのベビーローション、ベビークリーム、ベビーバーム、ベビーオイルのどれも油分が含まれており、油分はお肌の表面を覆うことで外部からの刺激を緩和したり、アレルゲンなどの侵入から守ってくれます。
部分的な保湿ケアではなく全身くまなく保湿することがポイントです。
もし乳液タイプのベビーローションだけでは十分に保湿できていないと感じた場合はベビークリームやベビーバームに代えてみたり、ベビーオイルを重ね塗りすると良いでしょう。
化粧水タイプのベビーローションを使用する際は補った潤いを逃さないよう油分を補うためにベビーオイルなどの併用がおすすめです。
ベビーローション・ベビークリーム・ベビーバーム・ベビーオイルのそれぞれの特徴や違いについては下記で詳しく説明しています。
外出時にしておきたいベビースキンケア
日光を浴びることで体内でビタミンDが生成されるため、完全に日光を遮断し過ぎるのも良くありませんが、外で遊ぶなど紫外線にさらされる時間が長くなるとお肌の乾燥を招き、将来のシワ・シミの原因にもつながりますので、紫外線対策をしてあげましょう。
上記で紹介しましたベーシックスキンケアを行うことを前提でベビーUVクリームなどUVケア効果のあるスキンケアグッズを使用しましょう。
衣類などでカバーできる部分を除いて肌の露出している部分にたっぷり塗ってあげましょう。
UV対策のスキンケアには紫外線吸収剤もしくは紫外線散乱剤が使用されています。
赤ちゃん用のUVスキンケアの場合、お肌への負担を考慮し紫外線散乱剤が使用されていることが多く、紫外線散乱剤の場合は乳液やクリーム内に酸化チタンや酸化亜鉛などが散らばって存在しているため、塗る量が少ないと十分にお肌の表面を酸化チタンや酸化亜鉛で覆うことができず紫外線を防ぐ効果が減少してしまいます。
UV対策効果の目安としてSPFやPAがあり、SPFの数値やPAの+の数が多いほど効果が高いことになります。
海や山など遊んだりスポーツをしたりなど長時間紫外線を浴びる場合はUV対策効果の高いものを使用した方が良いですが、日常的な外出などの際にはSPF15・PA+くらいのUV対策効果でも十分です。
またUVケアクリームはSPFやPAの効果の高いものを一度塗ってそのままでいるよりも、SPFやPA効果は高くないものを何度かに分けて重ね塗りする方が効果的だったりもします。
汗をよくかいたり、海や川・プールで遊ぶなど、肌に塗ったUVスキンケアが落ちやすい場合はウォータープルーフタイプのUVケアクリームを使用すると良いでしょう。
キャンプ等虫刺されが気になる際にしておきたいベビースキンケア
キャンプなどのアウトドアに出掛けると蚊などによる虫刺されが気になる場合があります。
蚊に刺されて痒いからといって掻きむしってしまうとお肌の表面を傷つけ肌トラブルの原因にもつながります。
そのため、予め虫よけスプレーを振っておくなど対策をしておきましょう。
虫よけスプレーを振りかける順番としては
ベーシックスキンケア
↓
UVスキンケア
↓
虫除けスプレー
といった具合に虫よけ対策を最後に行うようにしましょう。
ベビースキンケアに使用する赤ちゃん用化粧品の選び方
ベビースキンケアに用いる
- ベビーソープ
- ベビーローション
- ベビークリーム
- ベビーバーム
- ベビーオイル
- ベビーUVケアクリーム
といった赤ちゃん用スキンケア化粧品を選ぶ際には赤ちゃんのお肌にとって負担となるような成分が配合されていないかどうかの確認だけでなく、アレルゲンとなりやすい成分が配合されていないかの確認も行うようにしましょう。
まとめ
ベビースキンケアは何のために行っているかを意識し、正しいやり方で行うことによって肌トラブルやアレルゲンから守ることにつながります。
間違ったやり方ではせっかくのスキンケアが十分な役割を果たしてくれません。
清潔にしてから保湿ケアという順番を守り、沐浴・入浴後は乾燥しやすいなどの注意点に気を付けながらポイントを押さえた適切なベビースキンケアを行ってあげましょう。
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提供:株式会社SANSHIN