公開日時:2018年11月14日 最終更新日:2020/05/19
妊娠中におなかの赤ちゃんに音楽を聞かせるのは良い事?
妊娠中にお腹の赤ちゃんに行う教育のことを胎教と言いますが、中でも音楽を聞かせることが多いですね。
何故音楽を聞かせるのが良いのか、またどんな音楽なら良いのか気になるところでしょう。
「気を付けたい部分はないのか?」についても知っておいて安心して胎教をしてくださいね。
音楽で胎教をするのが良いと言われています
赤ちゃんの聴覚はいつごろから機能しているかご存知ですか?
実はなんと5か月前後と早い段階から耳の機能は備わっているとされています。
お腹の中にいると外の世界のことは分からないので、音を聞かせることこそが親子のコミュニケーションの方法になるのです。
胎教にはママの6割ほどが興味を持っているそうです。
胎教によるメリットは、科学的根拠がある訳ではなく色々な人によって見解が異なります。
メリットがあると言う専門家などの調査によると、以下のような影響をもたらすそうです。
- 右脳が活性化される
- 音の刺激で脳が働く
- 早い段階から音の区別がつく
- 夜泣きしない子になる
- 情緒が安定した子になる
- ママが安産になる
子供の中には胎児の記憶がある子どもが、2歳ごろお腹の中の出来事を話し出すという話も耳にします。
そのため外の音が胎児に何らかの影響を与えている、ということは全く無関係とは言い切れません。
また音楽を聞けばママ自身がリラックスできるので、胎児にママのストレスの悪影響を与えにくくなるでしょう。
胎教をしないからといって特に問題はない
胎教をしないからと言って特別発達が遅くなるわけではありません。
ママ自身がやりたいならやるという認識で良いのです。
例えば、生まれてくる子供の将来を心配し過ぎて、という気持ちで行うのは逆にストレスが溜まり妊婦の体に良くありません。
また周りと比較して、皆がやっているからやらなければならないという気持ちで行うことでもありません。
ママが聴きたい時に聞く感覚でも良いのではないでしょうか。
ママ自身へのメリットもあります
胎教として音楽を聴くことで、胎児だけでなくお母さんにとってもメリットがいくつかあります。
どんなメリットがあるのか見てみましょう。
妊婦は音楽で感情が動きやすい
妊娠中は女性ホルモンの働きの変化で、音楽によってママ自身の心がより揺れ動くと言われています。
血圧や心拍数、呼吸などに変化が現れたという研究データも実際にあるようで、リラックスできる音楽を聞けば胎児にも良い影響をもたらすことに繋がります。
楽しい音楽ならより楽しく、逆に悲しい音楽なら人よりも悲しく感じるということなので、ママが聞いて癒される音楽を聞きましょう。
親子のコミュニケーションがとれて母性が高まる
妊娠中のママはお腹の赤ちゃんのために、何かしてあげたいという気持ちを持っています。
話しかけたり、お腹をさすってあげたり胎教もその一つなのでしょう。
音楽をとおして赤ちゃんに聞かせる、という思いはコミュニケーションのひとつなので、それで母性が高まることもあります。
聞かせるならどんな音楽でも良いの?
胎教に良い音楽が科学的に発表されているわけではないので、これという音楽がある訳ではありません。
ただママがリラックスすることが、胎児にとっても良いはずです。
それならママが聴いて不快な気持ちにならない曲であれば、何でも良いということが言えるでしょう。
一般的に心がリラックスできると言われる音楽を紹介しましょう。
クラシック音楽
クラシックは胎教のCDでも販売されている音楽ジャンルです。
ベートーベンやバッハなど西洋で誕生した音楽で、胎教によく使われているのはモーツァルトの曲です。
クラシックは声はありませんので、人が何かをしながらでも耳障りにならず作業の邪魔をしません。
シーンとしていると逆にはかどらない場合、クラシックをかけていると物事が進む場合もあります。
優しげな曲が多く、クラシックを聴いてイライラするという人はあまり見かけません。
産院でもかかっていますし、卒業式やクリニックなどでもよくかかっています。
オルゴール曲
オルゴールの音色は静かな音なので、お腹の赤ちゃんが聴いてもびっくりすることはないでしょう。
またオルゴールの曲は色々な曲がありますが、ディズニーの曲が人気があります。
ディズニーの物語に合わせて作った曲は、元気になれる物や子供が覚えやすい曲調が多いです。
うるさすぎる環境は避けよう
音楽を赤ちゃんに聞かせることは良いことですが、誰でも耳元でずっと大きい音がなるとストレスになります。
胎児がどのように外の世界が聞こえているかは不明確ですが、あまりうるさすぎる環境は避けた方が良いでしょう。
ママにとってもリラックスできないはずです。
胎教はママがやりたいと思って行うことです。
あまり無理をせず、リラックスする時間を設けた時に音楽をお共にする感覚で良いでしょう。
また大きすぎると音も不快なストレスの元になりかねませんので、リラックスできる音楽を楽しんでください。
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