公開日時:2021年2月9日 最終更新日:2024/10/11
ルイボスティーは赤ちゃんや妊娠中にもおすすめ!栄養や効果・危険性について
》最高級グレードの茶葉使用で各種検査データありのオーガニックルイボスティーはこちら
日本において健康や美容のために愛飲されているルイボスティー(ルイボス茶)。
ノンカフェインなので妊娠中に飲まれていたり、Instagramの離乳食メニューの投稿でルイボスティーをお子様に用意されているのもよく見かけます。
ところでルイボスティーの元となるルイボスという植物についてや、実際どのような理由によって健康や美容におすすめされているのかまでは詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
ルイボスの生息地やルイボスティーの特徴・栄養、巷で噂される危険性などルイボスティーについて詳しくご紹介します。
ルイボスティーとは?
ルイボスティーといえば、紅茶に似た赤色を帯びており、独特の香りと味を持ちながらもすっきりとまろやかで飲みやすく人気のお茶です。
そんなルイボスティーの原材料であるルイボスという植物について見ていきましょう。
ルイボスの生息地は?
ルイボスという植物は南アフリカ共和国にしか生息していません。
しかも南アフリカ共和国の中でも西ケープ州セダルバーグ山脈を中心とした一帯のみでしか育たず、この一帯は夏は厳しい暑さと乾燥が続くような地域です。
栄養分の少ない土壌で強い日差しを受けながらもたくましく育つ植物がルイボスです。
ルイボスは南アフリカ共和国原産のマメ科の針葉樹です。
ルイボスの語源
ルイボスは「Rooibos」と書きますが、アフリカーンス語で「rooi」は「赤(赤い)」を表し、「bos」は「灌木(かんぼく ※潅木と書くことも)※高さが3m以下の低木のこと」を表すため、ルイボスは「赤い灌木」という意味です。
ルイボスティーの味や香りは?
ルイボスティーといえばちょっと癖のある味だというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ルイボスティーは本来あまりクセはありません。
ほんのりと甘みのあるまろやかな味で苦みや渋みもないので飲みやすく後味もスッキリとしています。
ルイボスティーなんてどれも同じような味でしょと思いがちですが、実際飲み比べてみればわかりますが、味が異なってきます。
確かにクセのあるルイボスティーもありますし、クセのほとんどないルイボスティーもあります。
ルイボス茶葉の最高級グレードになってくるとほとんどクセは感じません。
クセのあるルイボスティーに慣れている方にとっては、クセがないことが物足りなく感じる場合もありますので、やはりご自身の好みに合ったルイボスティーを探してみるのが一番です。
香りについては多少の独特な香りとなっています。
一般的にはルイボスティーは緑茶や紅茶よりも飲みやすいと感じる方が多いようです。
日本におけるルイボスティーの現状
今では日本でも多くの方がルイボスティーをご存じですが、認知度が高まってきたのはここ10数年のことです。
日本にルイボスティーが入ってきたのは1983年とのことで、実に40年前になります。
そしてなんと現在では日本は世界一のルイボス輸入国となっています。
日本でルイボスティーが販売され出した頃はルイボスティーは値段も高めで一部の健康志向の方が健康茶として好んで飲むといった状態でした。
ところが1990年代にテレビの情報番組でルイボスティーに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が紹介されたことで健康面だけでなく美容面でも着目されだし、より多くの一般の方にも広まっていきました。
日本では2009年には約380トンの市場規模でしたが、2013年に大手の飲料メーカーからペットボトルのルイボスティーが登場し、2015年にはスーパーのプライベートブランドとしてお手頃価格のティーバッグやペットボトルが販売されるようになり、国内で急速に消費が増えていきました。そして、2018年には約2129トンとなり、ドイツを抜き日本が世界一の輸入国となりました。2022年には日本の市場規模は約2787トンにもなっています。
ちなみに全世界への南アフリカからの輸出量と日本への輸出量を比較すると2009年には6%程度でしたが、2022年には34%まで成長しています。
ルイボスティーのおすすめの飲み方や活用法
ルイボスティーの基本的な飲み方は3つあります。
煮出して
まず1つ目は最もオーソドックスな飲み方である「煮出し」です。
やかんや鍋などでお湯を沸騰させ、その中にティーバッグを入れて弱火で煮だします。
そのままカップに移し替えてホットでも味わえますし、ポットに移し替えて冷蔵庫で保管しアイスにするのもおすすめです。
ティーバッグの種類やルイボスの茶葉のグレード、茶葉の量によって入れるティーバッグの数や水の量、煮出し時間は変わってきますので、購入したルイボスティーのパッケージなどに記載されている「お召し上がり方」を確認しましょう。
ティーカップに直接
2つ目はティーカップにティーバッグを入れ、熱湯を注ぐ方法です。
大体は2~3分ほどで抽出は十分でそのままホットで召し上がれますし、氷を入れてアイスでも楽しめます。
ルイボスティーの場合は抽出時間が長くなったとしても苦みや渋みが出ないのでティーバッグは入れっぱなしでも大丈夫です。
マイボトルやポットに水出しで
3つ目はマイボトルやポットにティーバッグを入れての水出しです。
水で抽出するため2時間程度はじっくり抽出しましょう。
就寝前やお出掛け前に用意しておくと便利ですね。
煮出しと同じく、ティーカップの場合やマイボトルやポットの場合もルイボスの茶葉のグレード、1包当たりの茶葉の量、水や熱湯の量によって必要なティーバッグの数や抽出時間が変わってくるため、お手元のルイボスティーの飲み方を確認しましょう。
ではここからはひと手間を加えたルイボスティーのおすすめの楽しみ方をご紹介します。
ミルクやお砂糖を加えて
ルイボスの産地である南アフリカ共和国ではたっぷりのミルクや佐藤を加えて紅茶の代わりに飲む方が多いそうです。
コーヒーや紅茶のようにミルクとの相性が良いのがルイボスティーです。
焼酎などの割りものに
焼酎のルイボス割りも居酒屋メニューとして採用しているお店もあるようです。
ホットでもアイスでもどちらでも楽しめます。
リンゴジュースなどジュースとのブレンド
紅茶で有名なリプトンでは「アップルルイボス」や「ストロベリールイボス」、「バニラルイボス」などが展開されています。
特にアップルルイボスは人気ですよね。
アップルジュースはどこでも手に入りますのでブレンドしやすくおすすめです。
他にも色んなジュースとブレンドしてみて自分に合ったルイボスとの組み合わせを見つけてみるのも楽しいかもしれません。
焼肉や中華料理など油の多い料理のお供に
ルイボスティーといえば博多ラーメンで有名な一風堂がお店で出していることで有名ですよね。
さっぱりとした味わいのルイボスティーは油っこい料理の際におすすめです。
お風呂に入れてルイボス風呂に
ルイボスティーは薬ではなく食品ですので、医学的な効果などはありませんが、南アフリカ共和国の現地では濃い目に抽出したルイボスティーを肌荒れした皮膚に塗ったりして活用したりするそうです。
そういったこともあってか、ルイボスを湯船に入れてルイボス風呂も日本において人気です。
ただし、浴槽に色移りする場合がありますので、入浴後は綺麗にシャワーで洗い流すなどして色移りに注意しましょう。
ルイボスの茶葉の種類とグレード
ルイボスティーを探していると『オーガニック』の記載があったり、『スーペリアグレード』と書かれていたりします。
ルイボスの茶葉には大きく分けて4つの種類といくつかのグレード・ランクがあります。
有機栽培(オーガニック)か非有機栽培
ルイボスは有機栽培で育てられたのか、非有機栽培なのかと2つの種類に分けられます。
有機栽培というのは
「化学的に合成された肥料や農薬を使用せず、また遺伝子組換え技術を利用しないことをベースとし、環境への負担をなるべく減らすような栽培方法を用いて行われる農業」
簡単にいうと上記のような栽培に当てはまるものを有機栽培と言います。
厳密にはもっと厳格な基準が設けられています。
有機栽培であることを認証する機関があり、有機認証機関にて認証を受けたものだけが『有機JAS』を商品に載せることができ、「オーガニック」や「有機」の表示が可能となります。
有機JASマークが付いていない商品でオーガニックや有機を謳うことは法律違反となります。
ですが、中には有機JASマークが付いていないにも関わらずオーガニックや有機を謳っている販売業者もいるため注意が必要です。
ちなみに、有機認証を得るためには高額な費用が発生するため、有機栽培の基準をクリアしながらも認証を得ていないものも存在します。
いわゆるオーガニック認証を受けていないオーガニックというものです。
実際には有機栽培を行っているのかもしれませんが、第三者機関による承認を受けていないため、消費者側からすればオーガニックであるかどうかの判断は難しいですね。
安心して有機栽培(オーガニック)のルイボスティーを選びたい際は有機JASマークの付いた商品を選ぶことをおすすめします。
発酵か非発酵か
ルイボスティーと聞いてイメージするのは茶葉が赤色のものだと思いますが、赤いルイボスの茶葉は発酵茶葉であり、最近徐々に認知が広まっているグリーンルイボスティーと呼ばれる緑色の茶葉で、煮出したり水や熱湯で抽出した際の色も緑茶のような色合いの特徴をもった非発酵茶葉もあります。
ルイボスティーとグリーンルイボスティーにはどのような違いがあるのでしょうか?
通常の赤色のルイボスの茶葉は野外で水分を与えられて約8時間日光を浴びせながら発酵を促し、さらに8時間天日乾燥させて作られます。
この発酵の工程によってルイボスの茶葉が赤くなっていきます。
一方グリーンルイボスの茶葉はこの発酵の作業を行うことなく特殊な技術を用いて急速に乾燥させて作られます。
発酵の工程がないため、緑色の茶葉となるわけです。
ルイボスもグリーンルイボスも元となる茶葉自体に違いはありません。
このグリーンルイボスの茶葉を作る際の特殊な製造工程にはそれなりの機械などが必要となるため、どんな工場でも作れるというわけではありませんので、グリーンルイボスは通常のルイボスに比べ量が少なく希少性が高くなっています。
それに伴いグリーンルイボスの方が通常のルイボスに比べ価格も割高となります。
そして、グリーンルイボスティーの方が通常のルイボスティーに比べポリフェノールの量が多いという特徴があります。
レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いを比較
レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーの違いとは何でしょうか?それぞれの違いなどを比較してみました。
レッドルイボスティー(発酵ルイボス) | グリーンルイボスティー(非発酵ルイボス) | |
---|---|---|
ポリフェノール・フラボノイドの含有量 | フラボノイドの一種であるケルセチンはグリーンルイボスの約3倍 |
・総ポリフェノールの含有量はレッドルイボスの約2~4倍 ・フラボノイドの含有量はレッドルイボスの10倍以上 ・ルイボス固有のフラボノイドであるアスパラチンの含有量はレッドルイボスの約40倍 ※フラボノイドとはポリフェノールの一種です |
どんな味? | 甘く滑らか、豊かな紅茶のような味わい | クセのない、あっさりとした繊細な味わいでさわやかでまろやか |
どうやって飲むのがおすすめ? | ストレート(アイス・ホット)はもちろん、ミルクティーでもブレンドティー(ミント、ジンジャー、チャイ)、焼酎などお酒の割りものとして | ストレート(アイス・ホット)、ハーブティなどとのブレンドもおすすめ |
どんな料理に合う? | 洋食や中華など | 和食、アジア料理など |
葉の割合に応じて異なるグレード・ランク
ルイボスティーの業界自体に統一されたグレードやランクがあるわけではありませんが、名称や基準は異なるにせよ葉を含む割合によって茶葉のグレード(ランク)が分けられているのが一般的です。
ルイボスは「葉」部分と「茎」部分から成る植物ですが、葉は色が濃くポリフェノールが多く含まれていて、茎はポリフェノールをほとんど含まず、風味もほとんどありません。
ルイボスの茶葉において、「葉」部分を多く含むものほどグレードが高くなります。
ルイボスティー選びをしている際によく目にする「スーペリア」や「クラシック」というのは南アフリカ共和国のルイボス茶葉のトップメーカーであるルイボス・マーケティング・リミテッド社(以下ルイボス社)においてのランク分けとなります。
ルイボス社においては下記のように発酵ルイボスを3つのグレード、非発酵ルイボスを2つのグレードに区別しています。
発酵ルイボスの茶葉においてはグレードが高い順に「クラシック」「スーペリア」「チョイス」となります。
非発酵ルイボスの茶葉においてはグレードが高い順に「プレミアショート」「プレミアロング」となります。
上記のグレード名は旧称であり、現在は
クラシック⇒レッドマークJP20
スーペリア⇒レッドマークJP16
チョイス⇒レッドマークJP12
プレミアショート⇒グリーンマークJP16
プレミアロング⇒グリーンマークJP12
色の違いや数字の大小でグレードや種類を判別できるようになり、よりわかりやすくなりましたね。
茶葉のグレード一覧まとめ
ルイボス社におけるルイボス茶葉のグレードや種類について表にしてわかりやすくまとめておきます。
ルイボス茶葉のグレード | 旧グレード名称 | 特徴 | 茶葉のカットサイズ | 茎の割合 | 風味 |
---|---|---|---|---|---|
レッドマークJP12 | ルイボスチョイス | 他のフレーバーティーとの相性がよく、ブレンドティーのベースにも最適。 | レッドマーク3種類の中で最も荒い | 一番多い | ほのかな甘みとまろやかな味と香り |
レッドマークJP16 | ルイボススーペリア | 汎用性に優れ、ティーバッグ製品で最も人気の茶葉。 | 均一なショートカットでJP12よりは細かい | 少なめ | ほのかな甘みとしっかりとした味と香り |
レッドマークJP20 | ルイボスクラシック | 柔らかい茶葉の部分を最も多く含み、日本向け茶葉のうち上位15%以内の希少な茶葉。 | 均一で最も細かいカット | 最も少ない | 雑味がなく、抽出も短時間。ルイボスレッドと呼ばれる深い色で上品な風味を味わえる最高品質 |
グリーンマークJP12 | グリーンルイボスプレミアロング | 収穫された新鮮な茶葉を集めて作られ、全収穫量の5%未満の希少な茶葉。非発酵の茶葉でポリフェノール含有量は発酵タイプよりも多い。 | JP16よりも大きな粒で長いカット | 少なめ | ソフトでまろやかな風味。煮出しの茶葉に最適で、リーフティーやハーブティーなどの他の茶葉とのブレンドにもおすすめ。 |
グリーンマークJP16 | グリーンルイボスプレミアショート | 収穫された新鮮な茶葉を集めて作られ、全収穫量の5%未満の希少な茶葉。非発酵の茶葉でポリフェノール含有量は発酵タイプよりも多い。 | 短く均一なカット | 少なめ | ほのかな柔らかい緑色と深いまろやかな風味。JP12より抽出が早いのでティーバッグに最適。和食やエスニック料理との相性が良い。 |
ルイボスティーが美容や健康におすすめされる理由
健康や美容を目的に愛飲している人が多いルイボスティーですが、実際にはどのような栄養が含まれていて、美容や健康におすすめとされているのでしょうか?
ノンカフェイン&ノンカロリー
ルイボスティーはノンカフェイン&ノンカロリーなので、飲む人を選びません。
赤ちゃんも妊婦さんもダイエット中の方もルイボスティーを楽しむことができます。
赤ちゃんからお年寄りの方まで全世代どんな方でも飲めるというのもルイボスティーが人気の理由の一つです。
ルイボスティーに含まれる栄養素
ルイボスティーにはどのような栄養が含まれているのでしょうか?
ポリフェノール
ルイボスティーに含まれる栄養の中で特筆すべきはポリフェノールです。
ポリフェノールは植物が持つ色素や苦味・渋味といった特徴を持つ成分で抗酸化作用を持つことで知られています。
具体的なポリフェノールの成分名で有名なのはアントシアニンやカテキン、イソフラボンなどがあります。
ポリフェノールを含む食品として有名なのが緑茶や赤ワイン、紅茶、コーヒー、チョコレートやココアなどです。
ルイボスティーにはフラボノイドが含まれていると言われていますが、フラボノイドはポリフェノールの一種です。
ルイボスにはアスパラチン、ルチン、オリエンチン、イソオリエンチン等の多くのフラボノイドが含まれていて、中でもアスパラチンはルイボス固有(ルイボスにしか含まれていないという意味)のフラボノイドです。
ポリフェノールに関しましては、発酵・非発酵によって含有量が異なります。
非発酵(グリーンルイボス)は発酵ルイボスに比べポリフェノールの総量が約2~4倍で、フラボノイドに関しては発酵ルイボスの10倍以上の含有量となり、アスパラチンは発酵ルイボスの約40倍も含有されています。
一方で発酵ルイボスは非発酵ルイボスに比べ、フラボノイドの一種であるケルセチンが約3倍含まれています。
ルイボスティーはポリフェノールの過剰摂取になる?
厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」というものを定めていますが、ポリフェノールについては1日の推奨摂取量は定められていません。
ですが、ポリフェノールは1日に1000~1500mg以上の摂取が理想的とも言われています。
ルイボスティーに含まれるポリフェノールは抽出方法(温度や抽出時間)や発酵・非発酵で異なるため一概には言えませんが、およそルイボスティー100mlに40~120mg程度のポリフェノールが含有されていると考えられるため、1日にティーカップ数杯といった通常的な飲み方で過剰摂取になることはありません。
当然ですが、ポリフェノールはルイボスティーだけでなく、緑茶やコーヒー、チョコレート、ワイン、その他様々な食品にも含まれていますので、他の食品とのバランス考え、ポリフェノール含有量の多い食品を摂取している場合には飲みすぎに注意しましょう。
また、妊娠中にカフェインやアルコール、水銀などの注意喚起や摂取上限はあっても、ポリフェノールの制限は特に設けられておりませんが、妊婦さんでご心配な場合は気分転換やリラックスタイムを楽しむ程度にしておいてはいかがでしょうか?
ミネラル
ルイボスティーには下記のようなミネラルが含まれています。
- カルシウム
- 鉄
- 銅
- マグネシウム
- マンガン
- カリウム
- ナトリウム
- 亜鉛
- セレン
ルイボスティーはミネラルが豊富!は間違い!?
ルイボスティーはミネラルが豊富というのを見聞きしたことはありませんか?
確かにルイボスティーには上記のような種類のミネラルが含まれていますが、一般的な緑茶や紅茶と比べてルイボスティーのミネラル含有量が多いかというと特に多いということはありません。
そのため、ルイボスティーを飲みすぎるとミネラルの過剰摂取で「胃が痛くなる」「肝臓や腎臓に負担がかかる」「下痢が続く」といった心配はありません。
ビタミンや食物繊維
ルイボスティーにはビタミンAやビタミンC、食物繊維が含まれています。
フルーツ酸やSOD
ルイボスティーにはフルーツ酸(AHA ※アルファヒドロキシ酸)やSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)も含まれています。
フルーツ酸は美肌効果で知られており、果物などに多く含まれるのでフルーツ酸と呼ばれています。
SODは活性酸素を分解する酵素のことです。
ルイボスティーで疑われている危険性とは?
ルイボスティーについて調べているとルイボスティーが危険性を指摘している記事を見かけます。
そこでここではルイボスティーについて挙げられている主な危険性についてご紹介と解説をしていきます。
残留農薬
まずは作物である以上必ず議論に上がってくると言っても過言ではない農薬についてです。
ルイボスティーにおいても残留農薬が懸念されたりしていますが、オーガニック認証を受けているものであれば、まず残留農薬はありませんし、心配であれば、残留農薬の第三者機関検査を受けたデータを掲載しているメーカーも多いので確認してみましょう。
水銀
ルイボスが育つ地域には水銀が多く含まれているという情報が広まっていることで懸念されるようになりました。
まず知っておきたいことは、水銀というのは実は自然界から取れる大半の食品に含まれているものだということです。
特に日本人が食品から摂取している水銀のほとんどは魚介類からとされています。
水銀についての農林水産業のページをご参考にしてください。
日本人の水銀の摂取状況について
また、実際にはルイボスが育つ地域において水銀が他の地域より多く検出されたというような事例や分析結果はないようです。
レアメタルや鉱物を産出精製するような施設もルイボスの生息地域周辺にはありません。
水銀についても、第三者機関の検査データを掲載しているメーカーも多いので確認してみると良いでしょう。
放射能
放射能についても懸念されることが多いですが、こちらも放射能検査結果を第三者機関にて取得し掲載していることも多いので、確認してみましょう。
ルイボスティーの副作用は?
ルイボスティーは医薬品ではなく食品です。
そのため、ルイボスティーに副作用はありません。
ただし、ルイボスティーを飲み過ぎることでトイレが近くなったり、下痢を引き起こす場合がありますので、飲み過ぎには注意し、適量に留めましょう。
ルイボスティーのティーバッグについて
ルイボスティーは茶葉のみをグラム単位で販売している場合もありますが、多くの場合はティーバッグに2g~3.5gずつ小分けされた状態で販売されていることが多いです。
使用されるティーバッグの素材や形状にはいくつか種類があります。
ティーバッグの形状
ティーバッグの形状は主に下記の2タイプがあります。
- テトラタイプ…ピラミッドのような三角形の立体の形にすることで抽出性を高めたティーバッグの形状です。
- 平形タイプ…平らな形状なのでかさばりにくい形状です。
ルイボスティーの場合はティーカップなどにティーバッグを入れっぱなしでも苦味や渋味がでないので、付いていない商品も多いのですが、下記のようなタイプのティーバッグもあります。
タグ(紐付き)…ティーカップで使用する際にティーバッグが取り出しやすく、また上下振動で抽出性を高めることができます。
ティーバッグの種類と素材
またティーバッグの種類としてはメッシュ・不織布・紙の3種類があります。
素材はナイロンやポリエステル、ソイロンなどがあります。
ソイロンは最近注目を浴びている素材で、トウモロコシのデンプンから作られ、使用後廃棄しても土に還る自然に優しい植物由来の生分解ティーバッグです。
安心して飲めるルイボスティーの選び方
ここまでルイボスティーとはどのようなお茶で、どういった種類・グレード・特徴があり、どのような栄養があるかなどをご紹介してきました。
最後は子供や妊婦さんが安心して飲めるルイボスティーの選び方をお伝えしたいと思います。
有機JASマークの付いたルイボスティーを選ぼう
世の中にはオーガニック認証機関の基準をクリアしているけれど、認証を得ていないルイボスティーもあります。
その場合、品質自体はオーガニック認証を得ているものと同等なわけですが、やはりオーガニック認証という第三者機関の認証を得ているオーガニックルイボスティーの方が安心できますよね。
ルイボスティーの茶葉の種類やグレードに関してはレッドルイボスかグリーンルイボスかは味などが異なってくるため、好みも分かれるかと思いますし、グレードも特にこうじゃないといけないといったことはありませんが、ポリフェノールなどの栄養を重視するのであればグリーンルイボス、グレードはスーペリア(JP16)もしくはクラシック(JP20)を選ぶと良いと思います。
通常のルイボスティーとグリーンルイボスティーでは価格も変わってきますので、総合的に判断して続けやすいものを選ぶのがおすすめです。
ティーバッグはテトラ形のソイロンがおすすめ
ディーバッグは平形よりもテトラ型の方が抽出されやすいのでおすすめです。
また素材は人にも環境にもやさしいソイロン素材がおすすめです。近年の資源を大切にするという考えにも沿っていますよね。
懸念点に対しての第三者機関の検査データがあるものを選ぼう
口にするものなので、残留農薬や放射能、水銀などに不安を覚えるのは当然のことです。
こういった懸念材料となるものに対してきちんと検査されていると安心にもつながるのではないでしょうか?
ルイボスティーについてのまとめ
ルイボスティーが健康や美容におすすめというのは知っていたけど実際にどのような栄養があるのかまでは知らなかった人も多いのではないでしょうか?
ルイボスティーには非発酵と発酵の2種類あり、さらにそれぞれオーガニックが非オーガニックかで分かれており、さらには茶葉の葉の割合に応じてグレードが定められたりしていますので、選ぶ際にはそういった点を確認することも大切ですね。
ティーバッグの形状などでも抽出の早さなどが違ってくるのでこだわってみるのもいいかもしれません。
懸念点を払拭してくれる検査データがあると安心して選ぶことができますね。
味や価格など様々な面で検討し、ご自身や大切なご家族の日々の健康や美容のために継続できるルイボスティーを是非見つけてください。
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