公開日時:2021年7月28日 最終更新日:2022/08/05
ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割と製品に込めた想い
ベビーソープを発売してからかれこれ7年以上が経ちますが、とても嬉しいことに発売当初からずっとご愛用して頂いているお客様が多くいらっしゃいます。
赤ちゃん用なのになぜそんな長い期間愛用する方がいらっしゃるのかといいますと、一人目のお子様の時にご使用頂き、二人目、三人目のお子様にもご愛用頂いていましたり、ご自身が肌が弱くて肌にやさしいものしか使えないという方がご自身の洗顔などにずっとお使い頂いているケースもあります。
ご愛用者様からは
『高いから他のに変えたところ、肌トラブルが起こったのでドルチボーレに戻ってきました』
『我が子のお肌が綺麗になりました』
『色々調べてドルチボーレに辿り着きましたけど思い切って買ってみて良かったです!』
といった嬉しいお声を頂いております。
薬機法というものがあり、「お肌に潤いを与える」「お肌にツヤを与える」といった表現しかできないので、当然それを守るわけなのですが、そうなるとどのメーカーもお肌に潤いを与えると謳っているので、何が違うのかお客様はわからないと思います。
私自身も色んなメーカーのキャッチコピーだけでは違いを判断することはできません。全成分を確認するなどして初めて違いがわかります。
言えるフレーズが決まっているため、違いをアピールするためにわかりやすい「無添加」「オーガニック」「ボタニカル」「ノンシリコン」といった特徴を打ち出したりするわけです。
インターネットなどで念入りに調べられている方の場合、ドルチボーレのスキンケアというものをご理解頂いていることも多いのですが、我々メーカーの情報発信には色々と規制も多くドルチボーレがどんな特徴があり、何が違うのかをいうのをお伝えしきれていない部分が多々あると思います。
そこで、ここではドルチボーレの原点であり、一番の人気商品でもあるベビーソープとベビーローションというベビースキンケア商品について、ドルチボーレが考える役割や製品作りの際のこだわりをご紹介します。
ドルチボーレが考えるスキンケアの役割
たまにお客様より「ドルチボーレを使ったら子供の肌荒れ治りますか?」というお問い合わせを頂くことがあります。
もちろん、お子様の肌トラブルをなんとかしてあげたいというご両親のお気持ちは十分に理解しております。
ですが、ドルチボーレのベビーソープもベビーローションも化粧品であって医薬品ではございません。
医薬品であれば、効果効能を有する有効成分が配合されているため、炎症を抑えたり、痒みを抑えたりといった効果が期待できるものがあります。
ドルチボーレの場合は化粧品ですのでそういった有効成分は含まれていません。
「でも口コミでドルチボーレを使ったら肌荒れが治ったって書いてありましたよ」とおっしゃって頂くこともあります。
もちろん口コミ内容は嘘ではないはずです。わざわざ嘘を書かれる意味がありませんので、そのお客様の場合はそうだったのだと思います。
もしドルチボーレに変えて症状に変化が見られたのだとしたら、ドルチボーレが治したわけではなく、肌トラブルの原因に変化が見られたからであると考えられます。
赤ちゃんにももちろん個人差があるため、肌の丈夫な子もいれば肌が弱い子もいらっしゃいます。
肌が弱い子にとっては化粧品自体が肌への負担になるケースも考えられますし、化粧品に含まれるいずれかの成分が肌に合っていないケースも考えられます。
肌への負担となる化粧品や肌に合わない成分を含んだ化粧品を使っていてそれが肌トラブルの原因になっていたのだとしたら、ドルチボーレに変えることで変化が生じることは考えられます。
スキンケアはあくまでもお肌を健やかな状態に保つためのサポート役です。
役割はとてもシンプルです。
皮脂はお肌を守るのにも役立ちますが、酸化したり、分泌量が多いとお肌への負担となりますし、かいた汗や新陳代謝によって出た垢(あか)、日光による紫外線や空気中などに漂うホコリや花粉などがお肌に付着するといったこともお肌への負担となることがあります。
ベビーソープはそういったお肌の表面にあるお肌への負担となりうる汚れを洗い流して清潔な状態にリセットするために使います。
赤ちゃんのお肌はまだ未熟でデリケートです。そのため乾燥しやすいという特徴があります。
お肌が乾燥すると様々な肌トラブルのきっかけになります。
ベビーローションは赤ちゃんのお肌を乾燥から守るために使います。ベビーローションに含まれる水分は角質層の潤いをサポートし、油分は潤いを閉じ込め、外部からの異物の侵入からお肌を守るサポートをします。
要するに、肌トラブルを治すのではなく、肌トラブルの原因となることからお肌を守るためにベビースキンケアを行います。
ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割はこのようにとてもシンプルな考えとなっています。
ドルチボーレのベビースキンケア製品に込めた想い
ドルチボーレのブランドコンセプトは『まもりたい、ただそれだけ。』です。
ご両親は今見えているお子様の肌トラブルだけでなく、その後もお肌に限らずずっと健康にトラブルなくすくすくと成長していってほしいと願っているはずです。
コンセプトの肝となるのは今見えているもの以外で直接的・間接的含め、将来にわたってのご両親のまもりたいに寄り添いたいということです。
中には我々が驚くほどの化粧品や成分についての知識をお持ちの方もいらっしゃいますが、多くのママさん・パパさんは詳しい知識をお持ちではないと思います。
知識は持っていた方が良いには違いありませんが、なんでもかんでも詳しくなろうとするのは無理があります。
弊社は化粧品に関してはそれなりに知識があります。なのでその知識をフル活用して製品作りをしています。
知識がないことによって後からご両親が後悔するということになって欲しくないからです。
ドルチボーレのベビーソープやベビーローションを使ってスキンケアをしていたら知らぬ間に色々な対策になっていたというのが理想です。
ドルチボーレのスキンケアのベースの考えは『育整スキンケア』です。
育整スキンケアというのは「肌本来のチカラを育み、健やか肌へと整える」ことを目指すスキンケアです。
赤ちゃんや敏感肌の方を健やか肌に導くことを目的にしているため、医薬部外品の美白成分入り化粧水やエイジングケア成分が入った美容液のように美容効果のある成分をプラスするのではなく、むしろ最低限必要な成分以外をマイナスしていくことにこだわっています。
健やか肌というのはお肌のバリア機能がきちんと働いているお肌なのですが、お肌のバリア機能をもたらしているのは主に肌の最表面層である角質層と皮脂膜です。
角質層というのは潤いを保つために角質細胞の中に天然保湿因子と呼ばれるアミノ酸やミネラル、PCAなどの保水力を持った成分が存在し、それらを囲むように細胞間脂質としてセラミドなどが存在し、これらによって角質層が潤いで満たされています。
このお肌のバリア機能というのは様々な内的要因(ストレスや栄養不足など)や外的要因(紫外線や化学的・物理的刺激など)によって低下しがちです。
ドルチボーレのスキンケア製品はこのバリア機能をお肌が自ら本来の状態を取り戻していくまでの間、そして取り戻した後も健やか肌な状態を保つことができるよう、潤いや油分を補うことによってサポートすることが一番の目的です。
せっかくお肌を健やかに導くために使うベビーソープやベビーローションがお肌への負担となっては本末転倒です。
そのため前述した通り、最低限必要な成分以外をマイナスしていき、お肌への負担となりえる成分を無添加にしています。
例えば、ベビーソープもベビーローションもエタノール(アルコール)・合成香料・合成着色料・旧表示指定成分などが無添加となっています。
全成分の数も可能な限り削っていきました。もちろん必要な成分は残しています。
またドルチボーレの製品に限らず油分の配合されているベビーローションやベビークリーム、ベビーバーム、ベビーオイルであれば当てはまることではありますが、
お肌の表面を油分で覆うことが非常に大切です。
なぜかと言いますと、お肌が乾燥していたり肌荒れを起こしている状態はバリア機能が低下しており、外部からアレルゲンなどが侵入しやすくなります。
外部からの異物の侵入を防ぐために肌表面を覆う油分が必要となります。
油分だけでなく水分もしっかりと補えるとお肌の角質層の潤いをサポートできるので、よりお肌のバリア機能のサポートにつながります。
赤ちゃんのお肌全体を保湿することの大切さは下記の国立成育医療研究センターの報告からも伺えます。
成育出生コホート研究におけるランダム化臨床研究介入試験で、新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かりました。
保湿ケアは清潔なお肌の状態で行うことが大事なので、ベビーソープによる洗浄ケアももちろん大事です。
ここまでを簡単にまとめますと、
- スキンケアは肌トラブルを治すのではなく、肌トラブルを招く恐れのある原因からお肌を守るために行い、役割は健やか肌を育むサポート
- スキンケアの基本は「清潔」と「保湿」。だけど赤ちゃんのお肌にスキンケア自体がお肌の負担になっては意味がないのでそういった成分が無添加であることが大切
- 肌の乾燥や肌荒れは外部からのアレルゲンなどの異物に侵入されやすくなるため油分を含んだ保湿ケアで赤ちゃんの全身をくまなく保湿してあげることが大切
ということになります。
ドルチボーレはこういった赤ちゃんに必要なスキンケアのポイントを押さえて製品作りを行っています。
ただし、上記のポイントを押さえるだけではまだ不十分だと考えています。
なぜなら、赤ちゃんのスキンケアに使用するベビーソープやベビーローション自体にアレルゲンになりやすい成分が含まれていては良くないからです。
このことは下記の報告からも伺えます。
近年、特定の化粧品を使用する前は食物アレルギーの既往が無かったのに、化粧品使用後に、含有成分に関連した食物アレルギーを新たに発症された方が散見されています。
これら全てのことを踏まえ、ドルチボーレのベビースキンケアにおきましては、保湿成分もセラミドやヒアルロン酸、PCA-Naなどヒトのお肌の中にも存在するような成分をできる限り使用しています。
オーガニックやボタニカルの化粧品が大人に限らず赤ちゃん用でも人気ではありますが、セラミドやヒアルロン酸は植物ではないため、オーガニックやボタニカルには該当しません。ドルチボーレがオーガニックやボタニカルにこだわっていない理由はここにあります。
このように日頃から肌トラブルが起こりにくい健やか肌を目指すとともに、アレルゲンからもお肌を守ることを考慮してドルチボーレのベビースキンケアは作られています。
ドルチボーレならではの違いを生み出す2つの独自成分
最後にベビーソープならではの独自配合成分2種類をご紹介しておきたいと思います。
1つめは非加熱天然水の「天使の希水」です。
九州の佐賀県と福岡県にまたがる雷山の麓で採水した水なのですが、非加熱天然水としての販売基準を満たしているほど原水が非常に綺麗な水です。
産婦人科医として15000人もの赤ちゃんを取り上げた実績を持つ久保田先生が東日本大震災時の水不足をきっかけにママや赤ちゃんが安心して飲める水をという想いで立ち上げられました。
現在は産婦人科医院を閉業され、天使の希水の研究に取り組まれています。
天使の希水は天然水なのでその土地独自の自然のエキスやミネラルが溶け込んでいます。
日本にはたくさんの化粧品メーカーがあると思いますが、水にこだわっているメーカーもあり、ドルチボーレを開発前にそういった水にこだわる化粧品メーカー様とのご縁などもあり、ドルチボーレも水にこだわりたいと考えていた中で天使の希水に出合いました。
ドルチボーレ公式通販サイトの開発ストーリーでもお伝えさせて頂いているのですが、ドルチボーレの最初の商品はベビーソープであり、ベビーソープを開発の際にサンプル製造を繰り返し、納得のいく内容の全成分でのサンプルが出来上がったのですが、水だけを天使の希水に変更したサンプルをモニターに使ってもらったところ、『前のと全然違う』と天使の希水に変える前のサンプルと使用感などが違うというお声を頂きました。
天然水は様々なエキスやミネラルが溶け込んでいるため、ヒアルロン酸のように保湿効果があるなどはっきりとしたことは言えないのですが、天使の希水を使うことで精製水とは異なる使用感となっていることは事実です。
2つめはケイ素濃縮溶液の「UMO」です。
ケイ素は別名シリカでシリカウォーターなどでご存知の方も多いと思いますが、ミネラルの一種であり、元素の一つでもあります。
ケイ素は人体においても皮膚・爪・髪・骨・内臓などの生成に関わるミネラルです。
ケイ素は鉱物に多く含まれ、皆様もご存知のクリスタルはほぼケイ素で形成されています。
ケイ素は結晶のものと非結晶のものがあります。
結晶のものはわかりやすくいうとクリスタルです。クリスタルを砕いて摂取したところで、体内で吸収されることはありません。
非結晶のケイ素は土の中で育つ野菜や海藻類などに多く含まれており、ケイ素を含む野菜を摂取した場合は非結晶なので体内に吸収されます。
ドルチボーレに配合しているケイ素はこの非結晶タイプのケイ素であり、UMOという商品名でサプリメントとして販売されているものとなります。
ドルチボーレのベビーローションに配合している「ヒアルロン酸ジメチルシラノール」という成分は進化型ヒアルロン酸と呼ばれ、通常のヒアルロン酸以上の保湿力を持つ成分なのですが、この成分名のシラノールというのはケイ素誘導体のことを表しています。
ヒアルロン酸ジメチルシラノールとUMO自体に関係性はありませんが、ケイ素というのは美容面で活躍してくれる成分なのです。
これら非加熱天然水の天使の希水とケイ素濃縮溶液のUMOはドルチボーレならではの成分で他にはない違いを生み出してくれています。
いかがでしたでしょうか?
ベビーソープやベビーローションといった製品の特長ではなく、ドルチボーレのスキンケア商品がどのような考え・コンセプトに基づき、どのようなこだわりを持って作られており、何が違うのかをお伝えさせて頂きました。
是非一度ドルチボーレのベビースキンケアをお試し頂ければ幸いです。
提供:株式会社SANSHIN