公開日時:2018年12月27日 最終更新日:2019/05/17
チャイルドシートはどうやって選んだら良い?主な種類と購入ポイント
子供の身体を、自動車事故の衝撃から守るチャイルドシート。
6歳未満の子供は、必ずチャイルドシートに座らせなくてはいけないと義務付けられています。
ですから産後に車で自宅に帰るときには、既にチャイルドシートを用意しておかなくてはいけません。
でも種類やデザインが豊富なため、どれを選んだら良いかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、チャイルドシートを選ぶときの大切なポイントを紹介していきます。
まずは種類をチェック!最初に使うのは新生児用
産後から1歳半頃まで使用できる、新生児・乳児用のチャイルドシート。
大人が座席シートに座るときと逆の向きで設置し、車のシートベルトで固定します。
赤ちゃんの背もたれの部分はフラットではなく、緩やかなアーチ状になっているのが一般的です。
ゆりかごのような作りになっているものが多いので、赤ちゃんもリラックスできるでしょう。
車の中で使用できるだけでなく、そのまま外に持ち運べるものもあります。
第2ステージ 幼児用
1歳頃から4歳頃まで使用できるのが、幼児用のチャイルドシート。
新生児用と違って、大人と同じ向きで座ることができます。
チャイルドシートは車のシートベルトで固定し、子供の身体はチャイルドシートに付いているハーネスで固定する仕組みです。
肩からお尻の部分まで太いハーネスでしっかりと固定されるので、安定感があります。
第3ステージ ジュニア用
3歳頃から使用でき、車のシートベルトで子供の身体をホールドすることができます。
それならチャイルドシートがなくても良いのでは?と思う方もいるかもしれませんね。
でも子供の身体は小さいので、そのまま座らせるとシートベルトが首の所に当たり、身体をしっかり固定することができません。
チャイルドシートを置けば高さが調節できる上に、クッションで包まれるのでより安定性が増します。
兼用タイプもある
前述の種類の他、兼用タイプのチャイルドシートもあります。
以下にその種類をまとめました。
- 新生児+幼児兼用
- 幼児+ジュニア用
年齢に合わせて買い替える必要がないため、兼用タイプは人気が高いです。
ただ取り付け方法が少し複雑だったり、前述のチャイルドシートよりも重かったりするので、購入前に実際に触ってみることが大切です。
購入するときのポイントは?まずは安全性をチェックしよう
チャイルドシートは赤ちゃんを守る大切なものなので、安全性にはこだわったほうが良いです。
まずは安全基準を満たしている証の「Eマーク」が付いているか否かをチェックしましょう。
今はこのマークがないと販売できないため、新品のチャイルドシートには必ず付いていると思います。
ただ中古品には「Eマーク」が付いていないものもたくさんあるので注意が必要です。
チャイルドシートアセスメントをチェック
チャイルドシートアセスメントとは、衝突実験や使用性の試験などの結果をグラフにして公表しているものです。
国土交通省と自動車対策機構が行っており、安全性を第一に考えて実験を行っているため安全性が高いです。
それぞれ評価に差はありますが、極端に評価の低いものは掲載されていません。
ですからチャイルドシートアセスメントに掲載されているものを参考にすれば、安全面に関しては安心できるでしょう。
自分の車に取り付けられるか確認
チャイルドシートを購入したのは良いものの、いざ車に取り付けようと思ったら取り付けることができなかったという例もあります。
車によってはチャイルドシートが大きすぎたり、チャイルドシートを取り付ける位置が違ったりすることがあります。
安くはない買い物なので、自分の車に取り付けることができるか確認してから購入しましょう。
取り付け可能な車種のリストは、チャイルドシートメーカーの公式サイトなどから確認できます。
取り付け方は簡単なほうが良い
最近はシートベルトを使わずに、車にチャイルドシートを固定できるタイプのものもあります。
シートベルトで固定するよりも固定するのが簡単な上、安定性も高いです。
ですから新米パパやママでも、楽に取り付けることができるでしょう。
またレバーを操作するだけでリクライニングや回転させることができれば、赤ちゃんをあやしたりオムツを替えたりするときも楽です。
固定式?それとも回転式?
チャイルドシートには固定式と回転式がありますが、人気が高いのは回転式です。
おむつ交換をするときも、くるっと回転させて簡単に交換できるからです。
でも回転式は固定式に比べて重いので、ママが持ち運ぶときはちょっと大変です。
また価格も固定式よりも高いのが一般的なので、本当に回転機能が必要かよく考えた上で購入しましょう。
シートが熱くなりすぎないか?
紫外線が強くなる季節は、長時間チャイルドシートを車の中に置いておくとシートが熱くて触れないこともあります。
シートが熱いと、赤ちゃんもママも不快な思いをするでしょう。
ですからなるべく、紫外線を吸収しにくいシートカラーを選ぶのがおすすめです。
黒などのダークカラーよりは、ベージュなどの薄いカラーのほうがシートが熱くなりにくいです。
またサンシェードが付いていれば、赤ちゃんの身体も直射日光から守ることができます。
子供が増える予定はある?
新生児用などの単体タイプを選ぶか、兼用タイプを選ぶかで迷うパパとママは多いでしょう。
そんなときは、将来子供が増える可能性があるか否かを考えてみましょう。
もし1人っ子やしばらく出産の予定がないのなら、兼用タイプでも良いかもしれません。
ただすぐに兄弟が増える予定があるのならば、年代に合ったチャイルドシートを別々に購入するのがおすすめです。
選ぶときに1番重要視して欲しいのが安全性の高さです。
あとは取り付けやすさや好みの機能があるか否かをチェックして、お気に入りの1台を見つけましょう。
提供:株式会社SANSHIN