公開日時:2018年12月27日 最終更新日:2019/05/17
なかなか食べてくれない子供に離乳食を食べてもらうための方法とは?
生後5~6ヶ月頃になると、赤ちゃんの食事がミルクから離乳食へと切り替わっていきます。
ほとんどのママは本などで離乳食についての様々な情報を得て準備を万端にしてから離乳食を開始するため、スムーズに食べてくれるものと思いがちです。
ですが、いざ離乳食をあげてみると、ぐずったり泣いたりしてなかなか食べてくれないことも多いのです。
そのため、どうしたら良いかわからずに悩むママもいらっしゃいます。
ただ今までの方法を少し変えるだけで、離乳食をスムーズに食べてくれるようになることもあります。
離乳食開始の合図が出ているかもう一度確認してみよう
一般的には、生後5~6ヶ月頃から離乳食がスタートします。
ですが、赤ちゃんによって、離乳食を開始するベストなタイミングは違うものです。
腰が座って一人でも椅子に座れるようになると、テーブルの上の食べ物を食べたいという好奇心がわきやすくなります。
ですから安定して椅子に座れているかどうかを、確認してみましょう。
食べ物に興味を持ってくれたとしても、離乳食を始めたばかりの頃はまだまだミルクが恋しい頃です。
ミルクを欲しがってもダメ!と拒否をせず、少しミルクをあげて赤ちゃんの気持ちを落ち着かせると良いでしょう。
食べることは楽しいこと!と思わせる雰囲気作りをしよう
食事をするときの雰囲気が暗いと、大人でも食事が不味く感じてしまいますよね。
赤ちゃんもきっと同じように感じるはずです。
もし食事中に会話がなかったり夫婦喧嘩が多かったりするようなら、子供のために食事中の行動を改めましょう。
「これ美味しいねー」とか「わあ!食べれたねーすごいね!」などと、会話をしながら食事をするのがおすすめです。
また、一番信頼しているパパとママがご飯を美味しそうに食べていれば、自分も食べてみようと思うでしょう。
子供が好きなキャラクターのぬいぐるみを使って、楽しい雰囲気を演出するのも良いですね。
離乳食を食べさせるときは気持ちにゆとりを持って
離乳食をなかなか食べてくれないと、ついイライラしてしまいがちです。
そんなママの気持ちは、子供にも伝わります。
そうするとますます離乳食を食べなくなるという、悪循環に陥るでしょう。
栄養が心配だからとお手本通りに食べさせようとするのではなく、食べられるものだけ食べさせるというような考え方に変えればママの気持ちも楽になるはずです。
また赤ちゃんはまだママの体温が恋しい時期なので、ぐずったら抱っこしてあげるなどして、スキンシップを取りながらゆっくり食べさせてみましょう。
離乳食の固さを見直してみよう
本や離乳食専用のサイトなどには、月齢ごとの離乳食の固さの目安が記載されています。
そのため、それらを参考にして作るのが一般的です。
ですが赤ちゃんによってはその固さが合わないこともあるので、柔らかくしたり固くしたりして調整してみましょう。
6ヶ月頃までは食材をすり潰す必要がありますが、7~8ヶ月頃になると食材をそれ程すり潰さなくても食べられるようになります。
12ヶ月頃になると、ほとんど大人が食べるのと同じような形状のものが食べられるようになるでしょう。
しかし思っていたよりも早く、もっと歯ごたえのあるものを欲しがる子もいます。
赤ちゃんの様子を観察しながら、そのときに合った固さにしてあげてくださいね。
味に変化をつけよう
月齢が進むと、好き嫌いがハッキリしてきます。
7~8ヶ月頃になれば調味料を少し使えるようになるので、離乳食を食べなくなったら味付けを変えてみましょう。
例えば、だし汁やケチャップなどを少量使うだけでも、味にアクセントが出ます。
またヨーグルトやきな粉なども、喜ぶ子供が多いです。
ただ調味料を使いすぎると濃い味に慣れてしまうので、ほんの少しだけ使うようにしましょう。
9ヶ月頃になると歯茎ですり潰せるようになるので、食感も楽しめるように工夫してみましょう。
肉団子は食感を楽しめる上に手で掴みやすいので、子供もワクワクすると思いますよ。
離乳食用のグッズを見直そう
スプーンの大きさや感触が合わなくて、食べてくれないことも考えられます。
以下のような様々なタイプのスプーンが販売されているので、いくつか試してみましょう。
- シリコン製
- 木製
- 金属製
- プラスチック製
シリコン製や木製は肌触りが優しいので、離乳食をスタートさせたばかりの赤ちゃんにおすすめです。
ただ汚れが落ちにくいので、毎回丁寧に洗ってくださいね。
ママが良かれと思って選んだスプーンでも、ずっと同じスプーンを使い続けると赤ちゃんがスプーンの感触に飽きることもあります。
赤ちゃんは新しいものに関心を持ちやすいので、スプーンを代えればまた食べてくれる可能性が高いです。
椅子が合わないのかも!?
もしかしたら、赤ちゃんを座らせている椅子の高さが合っていないのかもしれません。
大体のベビーチェアは高さが調節できますので、赤ちゃんからテーブルの上の食べ物が見えるように調整しましょう。
また生後5~6ヶ月頃の赤ちゃんの場合は、椅子が大きくて安定性に欠けることもあります。
その際はクッションを左右と背中に入れるなどして、体勢を安定させてくださいね。
わざわざ椅子を買い直すのは抵抗があると思うので、あるもので工夫して座り心地の良い椅子を作ってあげると良いでしょう。
レンタルを利用すれば、その時の赤ちゃんに合った椅子を試すことが可能です。
もし合わなければ返却して違う椅子をレンタルできるので、使い勝手が良くおすすめです。
まとめ
離乳食を食べてくれないという経験は、ほとんどのママが経験していること。
ですからあまり気負いすぎず、まずは食事は楽しいものだとわかってもらえるように、ママも楽しみながら離乳食の時間を過ごしてくださいね。
提供:株式会社SANSHIN