公開日時:2019年1月16日 最終更新日:2020/05/27
新米パパの失敗しない為の初めての沐浴の手順と注意事項
新生児の沐浴は大変そう…と感じる新米パパは多いかもしれませんね。
ですが、出産後退院して自宅に帰ってきたばかりのママは、出産の疲労や授乳などでヘトヘトなものです。
ですからせめて沐浴は、パパが担当になりましょう。
男性は女性よりも手が大きいのが一般的なので、赤ちゃんの身体を支えるときも安定性が増します。
まさにパパにピッタリの仕事ですね。
今回は新米パパでも失敗しにくい沐浴方法を紹介するので、是非実践してくださいね。
沐浴が必要な理由
赤ちゃんの身体をしっかり支えていれば大人と一緒にお風呂に入っても良いのでは?と思うパパもいらっしゃるでしょう。
しかし新生児はまだ抵抗力が弱いので、大人と一緒に入ることはできません。
また沐浴には、次のようなメリットもあります。
- 血行促進
- 皮膚病予防
- リフレッシュ
- スキンシップを取れる
- 皮膚トラブルなどの異変の発見を早める
ですから、1日1回は沐浴することが大切です。
汗をかきやすい季節は、それ以上の回数でもOKです。
パパが沐浴を担当するメリット
新生児は首が座っていないので、沐浴させるのを怖がるパパも多いです。
ですが、ご自身の手とママの手を見比べてみてください。
きっとパパのほうが大きくて、厚みがありますよね。
ですから、赤ちゃんの身体をしっかりと支えることができます。
それに安定感があると、赤ちゃんの安心感も高まるでしょう。
また毎日沐浴を行うことで、パパとしての自覚も芽生えやすくなります。
沐浴は赤ちゃんを綺麗にするだけでなく、スキンシップを取ることもできる大切な時間です。
そのため、日頃忙しいパパほど沐浴を行うことをおすすめします。
沐浴の前に必要なものを全て揃えよう
沐浴の最中や沐浴後に慌てないように、必要なものは全て沐浴前に揃えておきましょう。
以下に必要なアイテムをまとめました。
- ベビーバス
- ガーゼ
- バスタオル
- 温度計
- 石鹸・シャンプー(泡タイプ)
- オムツ
- 着替え
- ベビーローション・ベビークリーム
- 綿棒
バスタオルやオムツ、着替えなどは全て広げておき、赤ちゃんがお湯から上がったらすぐに身に付けられるようにしておいたほうが良いでしょう。
出産準備としての揃えておきたいバスグッズについてや、沐浴前の準備については下記もご参考にしてみてください。
お湯の温度と室温を調整
これで準備はOK!というわけではありません。
赤ちゃんをお湯に入れる前に、お湯の温度と室温を最適な温度にしておく必要があります。
室温は後で調整すれば大丈夫と思っていても、沐浴後はやることが沢山あるので室温調整を忘れてしまうこともあります。
そのため、予め全て準備を終えてから沐浴を行うことが大切です。
お湯の温度は、38℃程度が赤ちゃんにとって気持ちの良い温度です。
もし皮膚が赤くなるようなら熱すぎる可能性があるので、ぬるま湯を入れて調整しましょう。
室温は25℃前後にしておくと、沐浴後も赤ちゃんが快適に過ごせますよ。
基本的な沐浴の手順
準備を全て整えたら、赤ちゃんを洗ってあげましょう。
まず右利きの方の場合、左手で首の後ろ側を支え、中指と親指で両耳を抑えます。※左利きの方は逆になります。
次に右手(利き手)でお尻を持ち、ゆっくりと足からお湯に入れます。
肩まで入れたら、身体の表面にガーゼをかけてあげましょう。(体を温めてくれるので赤ちゃんが安心します)
その後シャンプーや石鹸をつけて、次の順番で洗っていきます。
- 頭
- 顔(目の周り→おでこ→鼻→ほっぺ→口の周り→顎の順)
- 胴体の表面
- 腕
- 足
- 背中+後頭部
- お尻
基本的に顔はガーゼを使い、それ以外の部分は手や指を使って洗っていきます。
力を入れずに、指の腹で優しく洗うようにしてくださいね。
ベビーバスを使った新生児の沐浴の流れについては下記も参考にしてみてください。
[関連記事]
》ベビーバスでの新生児の体の洗い方【ベビーソープでの沐浴】
新米パパでも失敗しない沐浴のポイント
多くの新米パパが苦戦するのが、背中を洗うときです。
基本的にはうつ伏せにして洗いますが、首が座っていない新生児を洗うときは怖くてうつ伏せにできないというパパが多いです。
そんなときは、仰向けにしたまま背中を洗っても大丈夫です。
首をしっかり支えながら少し持ち上げて、手早く背中を洗いましょう。
ただ仰向けのままだと洗えている箇所や皮膚の状態を確認することができないので、慣れてきたらうつ伏せにして洗ってくださいね。
またお風呂場の床ではなくシンクの中などある程度高さのある個所にベビーバスを置いて洗ったほうが、立ったまま洗えるのでパパの身体に負担がかかりにくいです。
沐浴のときの注意点
赤ちゃんは首や手首、足首などのくびれに汚れが溜まりやすいです。
特に新生児は皮脂の分泌が盛んなので、くびれている部分やシワのある部分は念入りに洗いましょう。
手首や足首は、パパの手首を捻るようにして洗います。
首やワキは、指の腹を使って素早く念入りに洗いましょう。
またお股も、石鹸の泡を使って綺麗にしてあげましょう。
ただ女の子の場合は、どうやって洗ったら良いのかわからないというパパもきっと多いはずです。
あまりゴシゴシ洗ったり奥の方まで洗ったりすると炎症を起こすことがあるので、外側のみを洗うようにしましょう。
その後は石鹸が残らないように、お湯でしっかり洗い流してくださいね。
沐浴後のケアも忘れずに
お湯から上がったらすぐにバスタオルで赤ちゃんを包んで、素早く水分を拭き取りましょう。
服を着せる前に、手早く保湿ローションや保湿クリームを塗ります。
皮膚トラブルを防ぐためにも、保湿ケアは大切です。
慣れないうちは時間がかかるかもしれないので、オムツを付けてから保湿ケアを行ったほうが良いでしょう。
保湿ケアが終わったら服を着せて、綿棒で耳や鼻の手入れをしましょう。
綿棒を奥まで入れるのではなく、外側の汚れを優しく取るくらいで十分です。
また水分補給も忘れてはいけません。
湯冷ましやミルクをあげて、脱水症状になるのを防ぎましょう。
沐浴の期間はたったの1ヶ月程度。
ですから貴重な時間だと思って、コミュニケーションを取りながら楽しく沐浴を行ってくださいね。
提供:株式会社SANSHIN