公開日時:2019年2月4日 最終更新日:2021/08/27
ベビーソープとベビーシャンプーの違いについて!使い分ける必要は?
赤ちゃんの入浴時に使用する洗浄料にはベビーソープとベビーシャンプーの2種類があります。
メーカーによってはベビーシャンプーしか販売してないこともあり、頭以外にも使えるのか不安を覚えるママやパパもいらっしゃると思います。
また最近はベビー用だけでなくキッズ用のボディソープやシャンプーも販売され出し、余計に使い分けに迷ってしまいがちです。
ベビーソープとベビーシャンプーの違いや使い分ける必要があるの?キッズ用とは?といった疑問にお答えします。
ベビーソープとベビーシャンプーの違いについて
イメージとしては、ベビーソープは赤ちゃん用のボディソープ、ベビーシャンプーは赤ちゃん用のシャンプーといった違いを思い浮かべるのではないでしょうか?
しかしながら、実際にはベビーソープは赤ちゃんの身体だけでなく、頭も洗うことができるタイプのものが多く、ベビーシャンプーも赤ちゃんの頭だけでなく、身体も洗うことができるものが多いので、どちらも赤ちゃんの全身を洗うことができるといった状態です。
メーカーによってはベビーソープとは別にベビーシャンプーを用意していたり、ベビー全身シャンプーといったベビーソープとベビーシャンプーどちらも兼ね備えているタイプだったり、ベビーソープを用意せずベビーシャンプーのみを販売しているというケースもあります。
では、ベビーソープとベビーシャンプーの中身(成分構成)は同じなのでしょうか?
実はちょっとした違いがあります。
洗浄成分や保湿成分などはベビーソープもベビーシャンプーも特に違いはありませんが、
ベビーシャンプーには髪のきしみや洗いあがりの良さを考慮した成分が追加されているケースが多いです。
ベビーソープはベビーシャンプーよりはお肌の洗浄を目的とした成分構成になっているため、ベビーシャンプーに比べ配合成分数がシンプルであるケースが多いです。
いずれにせよ、ベビーソープもベビーシャンプーもデリケートな赤ちゃんのお肌への使用を想定して作られていますので、基本的に赤ちゃんの頭から足の先まで全身を洗うことができます。
最初に買うべきはベビーソープ?ベビーシャンプー?
出産準備品として、もしくは生まれたばかりの新生児用の全身洗浄料としてはベビーソープ、ベビーシャンプーのどちらを選ぶべきでしょうか?
最初に購入される場合はベビーソープがおすすめです。
ベビーシャンプーを選んでも間違いではありませんが、髪の毛が少ない新生児にわざわざベビーシャンプーを使う理由は特にありません。
髪よりはお肌をやさしく洗うことを目的にベビーソープを選んであげると良いでしょう。
ベビーソープとベビーシャンプーは使い分けるべき!?
ベビーソープとベビーシャンプーは両方揃えて使い分けた方が良いのでしょうか?
もし、お使いのベビーソープの使用感等に不満がないのであれば、ベビーシャンプーを別途用意する必要はありません。
新生児の場合は髪があまり生えそろっていないことも多いため、頭から足先までベビーソープで十分です。
子供が成長し、ベビーソープでは髪のきしみ等仕上がりが気になり出した場合に、ベビーシャンプーとの使い分けを検討されてみてはいかがでしょうか?
中には生まれた時から髪が多い赤ちゃんもいます。
そのような場合には最初からベビーシャンプーを使うのも良いでしょう。
頭と身体に使用するものを分けるというのは使い方としては理想的です。
しかしながら、ベビーソープとベビーシャンプーをわざわざ使い分けるのは実際のところ手間となります。
1本で全身丸ごとスッキリ洗えた方がママやパパとしては楽ですよね。
そのため、ベビーソープから使い始め、赤ちゃんのお肌の状態や洗いあがりの髪の状態の様子を見ながら必要に応じて使い分けることをおすすめします。
キッズ用ボディソープやキッズシャンプーとは?
最近ではベビーソープだけでなく、キッズ向けのボディソープやシャンプーも出てきています。
ベビーとキッズの境界線は難しいですね。1歳以上をキッズと見なす場合もあるようですが、明確な区別はされていません。
赤ちゃんから幼児へと成長するにつれてベビーソープからキッズ用ボディソープへと変える必要があるのかというと、全くそのようなことはありません。
赤ちゃんの頃がお肌は最もデリケートです。
成長するにつれてお肌は少しずつ丈夫になっていきます。
ベビー用はキッズ用よりもお肌への負担を考慮した成分構成となっていることがほとんどです。
一方、キッズ用は外遊びなどでひどい汚れが付着することを想定し、洗浄効果を高めつつ、まだまだ大人よりはお肌がデリケートな子供のためにお肌への負担も考慮された成分構成となっていることが多くなっています。
子供のお肌も個人差があるため、状況や必要に応じてベビーソープのまま使い続けるのか、キッズ用ボディソープへと切り替えるのかを判断していく必要があります。
まとめ
ベビーソープとベビーシャンプー、またキッズ用ボディソープやキッズシャンプーなど様々な子供向けのスキンケア化粧品が増えてきています。
その背景には、成長過程におけるお肌の状態の変化や、生活環境の変化があります。
お肌がデリケートな新生児、髪のケアも考えたい赤ちゃん、外で遊ぶようになり、汗だけでなく土や埃といった汚れが気になりだす子供、それぞれの状況に合わせて特化したスキンケア化粧品が出てきているということなので、子供のお肌や目的に合わせて選ぶことが大切です。
》ドルチボーレが考えるベビースキンケアの役割と製品に込めた想い
この記事を書いた人
古家後健太
<執筆者プロフィール>
化粧品成分検定1級合格(化粧品成分上級スペシャリスト)。ベビースキンケアと子育て情報の育児メディア『マンビーノ(mambino)』運営責任者。株式会社SANSHIN代表取締役。赤ちゃんのお肌の特徴を知れば、赤ちゃんこそスキンケアが必要なのがわかります。ですが実際はベビースキンケアの重要性は世間にあまり浸透していませんでした。赤ちゃんのお肌をトラブルから守るためには、しっかりと赤ちゃんのお肌に必要なケアを広める必要があると思い、2014年にオリジナルベビースキンケアブランド「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」を立ち上げました。子供のお肌を守りたいというママやパパの想いに寄り添う化粧品をお届けします。
化粧品成分上級スペシャリスト認定書
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提供:株式会社SANSHIN